上野研究室

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第14回上野ゼミ レスカ・コメント

2013.05.23 Thu

なぜあんなにバリキャリだった彼女が「女の幸せ」に目覚めるのか

参加者のコメントです。レスカ(レスポンス・カード)に書いていただきました。

・  「キャリアを求めるべきなのかどうか」…これは論点がズレるのですが、「就職=階段をのぼる」ではない価値観があってもいいのかと思いました。

・  出産しても仕事を続けている友人には母親から育児支援をしてもらっている人が多いので、ここに出ているサンプルが全てではないのでは、と思いました。

・  同企業内、同業種内で結婚したパートナー同士における女性については、メンバーシップを確保して男性型企業においても名誉男性的ポジションを得ることができる状況が生じているのではないかということです。

・  偏差値30代の女子高生の進路研究を大学院でしていましたが、インタビューするとほぼ全ての女性とに結婚願望がありました。職業での競争意識を持っている生徒も望んでいました。

・  古い遅参の「女性性の内面化という軸に押し込んでしまうのは勿体ない」という言葉に同感です。

・  ジェンダーコンシャスネスに、結局、家庭観・子育て観が根深くからみついているなぁ。

・  私たちが選ばされている現実と国家との関わりをもっと知りたいと思いました。

・  中野さんの報告は、従来のワクから出るような新しい発見を目指す「意志」を感じました。

・  バリキャリで、結婚が遅かった女性たちのデータもぜひとって戴きたいと思いました。興味があります。10年働いて、仕事への達成感がある程度高まってからの結婚・出産では考えがかわるのではないかと思いました。

・  「女性性の内面化」という概念が、やはりいろんな意味で使われていて、ややズレているように感じました。

・  育児に対しては昔に戻ったようが、と言いましたが、そうではないと期待しています。なにか違う要因があるはずなので、それを、是非明らかにして下さい。

・  バリキャリ女子のほうが、男の仕事に理解がある故に、という話が面白かったです。

・  この社会のジェンダー規範やルールを理解して、それに適応した働き方をするのを、単純に「女性性の内面化」といっていいのか?ただ「社会のことを知っている」かどうか、と近似してしまうのではないのかな、と。

・  (調査)対象者の別居についての意識をもっと知りたいと思った。夫の転勤などが仕事を辞めるきっかけ、としてだけ扱っていた印象があるが、やはり現実に止めるという決断に最も重要なイベントが別居だと思うので。

・  非常におもしろい発表、ありがとうございました。

・ サンプルの方達が、子供を割と無計画に作っているという話、案外納得でした。

今の高学歴で生きて、高収入の職を得た女性にとって、子供を持つということは、ある種の蛮勇だと思うので。

・  とても興味深い発表でした。

・  今日の発表を聴いて、ウーマンズカースト制のTOPであろうバリキャリ女性にも涙(勝ち組の涙)があるのか…という衝撃でした。

・  1986年の均等法以後生まれた世代の総合職女性が以下に生き延びるのか・国家、企業、家庭という領域が重なる視点からの分析で、とても刺激的でした。果たして、ラディカルにジェンダー意識が変っていく社会になるのか。それともジェンダー秩序が強化されるのかについて興味があります。

・  退職という洗濯をした人びとにとって、「悔しい」というような語りがあったとのことですが、現在の選択をそれぞれの立場の人がどう捉えているかを明らかにすることが必要だと思います。退職が本当に「玉砕:なのか、「女として賢く生きる」自分をどう見ているのか、など。

・  「女性制の内面化」の中味についてひっかかり(言葉の定義など)があり、最初すぐに理解できなかったのですが、後半に説明を伺い大分分かるようになりました。

※なお、当日予定されておりましたゼミ撮影は配送の事情で撮影機材が揃わず、撮影ボランティアも準備し報告者の同意を得ていたにもかかわらず、録画ができませんでした。残念な結果になりましたことをご報告いたします。

第14回WAN上野ゼミ

【なぜあんなにバリキャリだった彼女が「女の幸せ」に目覚めるのか】

日時:5月9日 18:00~20:30

会場:三鷹かたらいの道市民スペース 第一会議室

▼発表者:

中野円佳

 

概要はこちら

 

カテゴリー:うえのゼミ / レポート

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