2015.03.31 Tue
2015年3月14日から仙台市で開催されている、第3回国連防災世界会議のパブリック・フォーラムに参加してきました。会議開催中、仙台市男女共同参画センター「エル・パーク仙台」が「女性と防災」のテーマ館になっています。
15日(日)は、特別プログラム「防災における女性のリーダーシップ」、テーマ館主催シンポジウム「あるってだいじ~災害時の男女共同参画センターの役割とは~」、【宮城・岩手・福島】発「防災・減災と男女共同参画~今、わたしたちが伝えたいこと~」という三つの魅力的なプログラムが用意されていました。
夜に開催されたシンポジウムでは、被災3県で活動を続けているNPO法人の取組について発表がありました。発表を受けパネルディスカッションがあり、人間の復興のために必要なことは何か、課題解決に向けた取り組み、最後にみなさんへのメッセージをとコーディネーターからの求めに応じてお話を伺いました。感銘を受けた「みなさんへのメッセージ」をご紹介したいと思います。
【岩手】NPO法人参画プランニングいわて 田端八重子さん
震災が起こり、「やらなければならないことは何」「やれることは何」「やれないことは何」「やってはいけないことは何」「いつまでやるのか」を考えながら活動してきた。活動を可能にしてくれたのは、平常時のネットワークだった。国内の様々な災害から教えられた教訓を知恵に変えましょう!
【福島】NPO法人市民メディア・イコール 遠藤恵さん
原子力発電による災害は二度と起こしてはいけません。人災です。人の力で防げるものです。
【宮城】NPO法人イコールネット仙台 宗片恵美子さん
一人ひとりの本当の意味での復興はまだまだです。自分達の暮らす街を自分達で取り戻したい。今回ネットワークの重要性を痛感した。困難を繰り返さないために私達の力で発信していきたい。
仙台市長の奥山恵美子さんの思いが詰まったテーマ館です。
奥山市長は高校の一年先輩で、盛岡市長と同級生です。
私自身、絵本プロジェクトの活動を始めようと思った時にアドバイスをいただいたのは平常時の女性のネットワークでした。「名前を付けて」「企画書を作成して」などなど、どんなに助けられたかしれません。仙台ではご支援いただいた方にもお会いすることが出来ました。パンフレットと絵本サロンのチラシをお渡しし、再会を約束してきました。
3.11絵本プロジェクトいわて事務局長 赤沢千鶴