金井淑子 講演会 2015年11月7日
タイトル「ウーマン・リブから“ポスト”フェミニズムへ―女性主体の「声の場」に、臨床的なまざしを向けて―」

会場:アルザにいがた  講演会主催者:新潟ウィメンズ企画
動画 音楽素材提供:Music-Note.jp

立正大学文学部 2015年3月 退職
専門分野:倫理学・哲学/フェミニズム研究・女性学

金井淑子さん

これは2015年11月6日、新潟市女性センター「アルザ」で行われた、新潟ウィメンズ企画のファイナル講座での講演「ウーマン・リブから“ポスト”フェミニズムへ―女性主体の「声の場」に、臨床的まなざしを向けてー」の記録です。

立正大学では哲学科所属でしたから最終講義は「倫理学の基本問題」の科目の最後の回で「3.11東日本大震災、ポスト・フクシマを生きる倫理」と題して行っております。
そんなわけで女性学・ジェンダー研究に関わるテーマでの私の最終講義のようなことは果たしておりませんで、少し心残りの思いも残っておりました。WANが現在、日本の女性学創生に関わってきた研究者の最終講義のアーカイブを創る取り組みをしているとのことで、理事長の上野さんから私にもお声がかかりまして、この新潟ウィメンズ企画の場を録画収録していただくことにした次第です。
私の女性学の原点は新潟・長岡です。長岡短期大学で女性学を開講してから30年、新潟ウィメンズ企画が立ちあがってから20年、長岡を離れてのちも少なからぬ肩入れ・思い入れをしてきた新潟ウィメンズ企画が、この地での大きな一つの歴史的役割を終え、幕を引こうとしている。私自身の44年間に及んだ教職人生の幕引きとともに、私の女性学の最終講義は、この場しかない。いい機会をいただいたと、万感の思いで新潟の女性たちの前に立ちました。

プロフィール
1944年10月5日、神奈川県横須賀市生まれ
1963年4月 東京教育大学文学部哲学科入学
1967年4月 東京教育大学院文学研究科修士課程倫理学専攻入学 
1971年4月 新設・長岡女子短期大学(1973年長岡短期大学改称、現・長岡大学)、(1999年まで在職)
1999年 横浜国立大学教育人間科学部(2010年定年退職)
2010年 立正大学文学部哲学科(2015年3月定年退職)