主催:WAN上野ゼミ
協力:W-WAN
*報告は主に英語で行われ、W-WANの翻訳チームの協力により日本語に逐次通訳されます。質疑応答は、英語/日本語いずれか発言者の話しやすい言語で行い、必要に応じて通訳が入ります。

◆報告者:ニコラス・フェニグ
トロント大学人類学科大学院生。現在は横浜市立大学の都市イノベーション学府客員教授。専門は社会人類学、日本民族誌学。家族や子育てなどをテーマに調査研究に従事。
◆司会:俵晶子(W-WAN)
◆日時:9月23日(金)18:30~20:30
◆場所:武蔵野市「かたらいの道・市民スペース」
〒180-0006 東京都武蔵野市中町1丁目11番16号
(武蔵野タワーズ スカイクロスタワー内)
http://www.musashino-culture.or.jp/sisetu/katarai/access.html
◆申し込み:WAN法人会員 先行参加申し込み 8月31日(水)まで
      一般参加申し込み  9月1日(木)~
◆概要
日本の出生率低下は、政府にとってほぼ二十年来の悩みとなっている。女性に出産を奨励するため、保育や産休の改革など多数の方策がとられてきたが、どのプランもこれまでのところほとんど成功していない。
2010年には厚生労働省が父親たちに働きかけ、企業の責任を振り切って積極的な子育て役を担ってもらおうと、「イクメンプロジェクト」を起ち上げた。そのプロジェクト発足に至るまでの何年かの間に、草の根のイクメンNPOが日本全国に広がっており、その趨勢に乗じて「イクメンプロジェクト」は構想された。そのようなグループが、育児のヒントを分かち合い心情的に支え合い、時には一杯やりながら、献身的な父親たちのコミュニティを育んできたのだ。
NPO活動に関わる父親たちは、自分の家族や父親団体、また日本社会に対する責任をどのように理解しているのか? イクメン運動は、これまでどのように進化し、どのような課題に直面しているのか? そうした活動を行っている父親たちは、「イクメンプロジェクト」という政府のより大きなヴィジョンのどこに位置づけられるのか? 今の日本において、父であるということはどのような意味をもつのか? 
今回の報告では、博士論文プロジェクトの一環として行ったインタビュー調査のデータを用いながら、上記の問いに答えてみたい。
◆懇親会:9月23日(金)21:00~ 三鷹駅周辺で。
     懇親会の会場や詳細については、決定次第お知らせします。
◆ゼミの申し込みはこちらから
(「9月23日開催のゼミ申し込み」と明記してください。
懇親会の参加/不参加、WAN 会員/非会員もお知らせ願います。)
※報告の部分は撮影・配信される予定です。参加者も写りこむ場合がありますのでご承知おきください。