平日の午後にもかかわらず、ぎっしりの人々で、熱心に読み、アンケートに記入している人、
それに、男性が多いのも、印象的でした。

「18歳のわたしから、16歳の私へ」と、語りかける女子、
「辛かった当時の自分に向き合うのは、とても、苦しかったけれど、今はやってよかった」と、書けた女性
「夢乃さんやColaboの人に出会って、本当に良かった。今度は自分が困っている子を援助したい」と感謝を伝える言葉をもつ彼女。

私も子供の頃は、信じて待つだけの不自由な子供の頃をおもいだしました。
ましてや、親に勉強道具を買うお金もなく、食事もなく、虐待を受けていたとしたら。
信じられず、頼れる人もいないという、不安な日々が続いていたとすれば。

アンケートの質問の一つに、
「あなたは、今後、何ができますか、何をしたいとおもいますか」の趣旨の問いがありました。
ギクリです。
見るだけで、終わるのでなく、出来ることを考えてほしい、Colaboのみなさんの真剣さが伝わりました。
私は、「ごめんなさい。今は、よくわかりません。これから考えます。」と書きました。

帰り際、ネックレス、イヤリング、カンパ箱、ピンクの活動報告書が目に留まりました。
カンパすると、ネックレスかイヤリングを選んでください、と言われました。
「これは、彼女たちの手作りです。あなたの耳元で一緒にゆれて、喜べられたら、嬉しいです」の趣旨のことを言われ、グッときました。

イヤリングと一緒に葉書が1枚入っていました。
サポートグループ「蕾」のはがきでした。
そのなかの言葉に、ある少女は言いました。
「私はまだ種だ。芽が出るかなってとこで、犬がふんずけた感じ」

虐待や、ひもじい思い、寒さ、寂しさに耐えて、暴力に訴えず、「助けて」の言葉も言えないで、遭難者が助けを待っているように、生き抜いてきた彼女たち。
夢乃さんやColabonoみなさんにあえて、居場所をみつけ、困っている誰かのために、活動している。

攻撃せず、生き抜いている自分に、自信と誇りをもって、生き延びてほしいです。

外に出ると、途中で雨が降ったのか、道路が濡れていました。
雨にも合わず、優しいおもいやりの心遣いをもらって、暖かい気持ちで帰宅しました。

ありがとうございました。(細川英子)