
2014年の都議会本会議で発生した「セクハラやじ」騒動。
待機児童問題、晩婚化や晩産化、地方出身の母親たちが多く近所に頼れる人がいないなど、東京都には多くの女性ならではの課題があります。これらの壁にぶち当たった世代の働く女性の代表として少しでも東京をよくしたいと議員になりました。しかし、議員になってみて納得。「女性が働く」ことに本音では理解のない男性議員が議席の多くを占めている状態であり、議会に1つの理由があると感じました。
そんな中での質問には当然激しいヤジが飛び、私はSNSに実態を投稿。主要会派は「やじは確認できていない」などと聞こえなかったという奇妙なコメントを発し、騒動に発展していきました。
女性は世の半数いるにもかかわらず、政治の場ではマイノリティです。そんな女性議員の中でも多くが足の引っ張り合いをしているのが現状で、議会の中で苦労をせざるを得ません。
どんな苦労を議会でしているのか。ロスジェネで就職氷河期に非正規雇用で世に出て、タレント→放送作家だった私が政治家になろうと思ったのか。そして、どんな政策に重点的に取り組んでいるのか。特に動物愛護のセクションは世界数カ国で記事化された、衝撃の日本の殺処分の実態を掲載しました。
女性で議員を目指す方に。そして、議会の表と裏を知りたい方にぜひ読んで頂きたいと思います。
(著者 塩村あやか)
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