「性暴力禁止法をつくろう!」全国縦断ワークショップin静岡
性暴力被害者支援センターにおける被害者支援

2018年4月21日(土)13:30~16:30 に静岡県男女共同参画センター あざれあで開催されました。これは性暴力禁止法をつくろうネットワーク( 禁止法ネット)が主催し、特定非営利活動法人 Safety First静岡 が共催で企画したものです。

禁止法ネットが2014年から行っている「性暴力禁止法をつくろう!」全国縦断ワークショップの静岡会場の開催ということで、今回のテーマは「性暴力被害者支援センターにおける被害者支援」です。全国各地でワンストップセンター設置が進められる中、2018年7月に開設が予定されている静岡で、どのようなセンターを作っていきたいかを考える内容でした。そして、サブタイトルに「#Me Too(私も)#We Too(私たちも行動しよう) 目をそらさずに、私たちの課題として向き合う」として参加を呼びかけました。

まず、性暴力禁止法をつくろうネットワーク共同代表の戒能民江の挨拶の後、京都性暴力被害者ワンストップ相談支援センター京都SARA スーパーバイザーの周藤由美子が京都SARAの経験や性暴力をめぐる法的な現状などの講演を行いました。続いて静岡県くらし・環境部 県民生活局 くらし交通安全課の 川村法彦さんが設置に向けて動いている県の状況について話されました。その後、会場とのディスカッションを行いました。

当日は40名以上の参加があり、参加者からは「性暴力被害の厳しい現状やワンストップセンターの必要性が理解できた」「支援センター、静岡県、県警の現状、具体的な支援の内容や今後に向けての動きが聞けてよかった」「ジェンダーの視点が重要だと思った」「支援に関わりたいと思う」などの感想があり、今回のワークショップ開催が静岡において性暴力被害者を孤立させないワンストップセンターを作っていくための後押しになったのではないかと思いました。

当日の戒能民江の挨拶と周藤由美子の講演の模様(性暴力被害の基本的な知識や刑法性犯罪改正、性暴力被害者支援法など法制度についてを中心に編集しています)をお伝えしたいと思います。