岩手の旅もいよいよ二日目。この旅のコーディネーター赤澤千鶴さんの苦心のコースをたどりつつ、各地で出会った名品をご報告します。
赤澤さんは岩手在住のWAN理事。事前準備ばかりかお買い物ガイドまでしていただきました。
以下でご紹介する「名物」は、みんな赤澤さんのお勧めです。
◆7:30 ホテル安比グランド出発
東北自動車道を北上し沿岸へ向かいました。
◆9:00 道の駅「おりつめ」
https://iwatetabi.jp/spot/detail.spn.php?spot_id=609
名物の山菜など、まずはお買い物第1弾。

(左)安比グランドの広大な敷地 (左)道の駅「おりつめ」 *以上各HPより
◆10:00 野田村図書館
http://www.vill.noda.iwate.jp/kakusyusiseturiyou/302.html
3.11でここも被災したそうですがが、みごとに復活していて、明るくて居心地の良い空間でした。
◆10:30 おさかなセンター(野田村)
http://www.noda-kanko.com/kankou/shop/osakana-center.html
ここは何といっても嵯峨商店のすき昆布! こんなに柔らかいすき昆布は食べたことがありません。おすそ分けした知人からも絶賛の声が届きました。
活きのいい魚を炭火で焼きながら販売していて、これもおいしかったです。
◆10:45 道の駅「のだ」(野田村)
http://nodaeki.com/
おさかなセンターの向かいにあるのが道の駅「のだ」。名物「塩ソフト」はものすごくおいしかったそうです。健康上の理由でひかえた私は指をくわえてみていました。
「山ぶどうピュレ」もお勧めだそうです。

(左)野田村図書館 (中)おさかなセンター (右)塩ソフト *以上各HPより
◆12:00 北川食堂(田野畑村)
https://tabelog.com/iwate/A0304/A030406/3004462/ (食べログ)
https://blog.goo.ne.jp/kitagawashokudou (北川食堂のブログ)
お待ちかねのお昼ごはんは、知る人ぞ知る「北川食堂」の日替わり海鮮丼。堪能しました。
ここでは、盛岡でWAN総会を開催したときにお世話になった「おじゃんこの会」岩泉女性連絡会議の小松ひとみさんたちが待っていて下さいました。あのときは食べきれないほどのヨーグルトとワラビを差し入れて下さったこと、忘れられません。
お昼ごはんの卓を囲んで、うれしい交流が実現しました。
◆13:30 岩泉町小本津波防災センター・「三鉄子ども図書館」見学
https://www.sanrikutetsudou.com/blog/?p=12064
ここは、岩泉小本駅の2階にある「子ども図書館」。岩泉町役場小本支所が運営しています。
3.11の大津波に襲われた岩泉の子どもたちを励まそうと民放テレビ局が企画、全国に支援の輪が広がり、たくさんの絵本が集まりました。壁には著名な漫画家たちによる大きなシンボル画が掲げてあります。

(左)北川食堂の海鮮丼(*HPより) (中)三鉄子ども図書館・シンボル画 (右)入口
◆14:00 浜の駅「おもと愛土館」(岩泉町)
https://www.town.iwaizumi.lg.jp/docs/2017101800017/
ほんのちょっとだけ、と立ち寄った浜の駅。海産物が豊富でしたが、特にゆでだこ。私が買ったのは味がついた煮だこでしたが、柔らかくて、味がしみていて、できればリピートしたいものの一つ。意外な買い物が紙ひも編の手提げかご。一目ぼれで買いましたが、家の中で家計簿や領収書を入れて持ち歩くのに重宝しています。
◆14:30 道の駅「いわいずみ」(岩泉町)
http://www.ryusendo-water.co.jp/michinoeki/iwaizumi.html
龍泉洞から車で10分というところにある道の駅「いわいずみ」。副町長の末村祐子さんが迎えてくださってびっくり。大阪出身の末村さんは震災の支援で大槌町に入り、縁あって岩泉町で仕事をしていました。上野理事長との再会を果たすため公務の合間に時間を作ってくれました。小松ひとみさんの紹介で店長さんに館内を案内していただき、そのうえ帰りには「龍泉洞の水」500mlをお土産にと下さいました。
ここでのおすすめは、もちろん、岩泉乳業https://iwaizumilk.co.jp/のヨーグルト。震災では被災を免れたのに、その後の台風で大きな被害を受け、操業停止に追い込まれましたが、今は見事に復活されたそうです。
短角牛メンチもここの名物。チューブ入りのわさびは、とてもいい香り。お土産にしたらとても喜ばれました。

(左)煮だこ (中)手編みかご (右)龍泉洞の水
◆16:00 道の駅「三田貝分校」(岩泉町)
http://www.ryusendo-water.co.jp/michinoeki/mitakaibunkou.html
夕暮れも迫るころ、私たちを乗せたバスは旅の終わりの盛岡駅に向かいましたが、その前にもう1ヵ所、旧岩泉町立門小学校三田貝分校校舎を利用した道の駅に立ち寄りました。
実際に学校で使われていた備品があちこちに使われていて、郷愁を誘います。名物は「きな粉揚げパン」。小さかったころの給食を思い出しました。
◆17:30 盛岡駅「フェザン」
http://www.fesan-jp.com/fesan/index.php
楽しかった旅もとうとうゴールへたどり着きました。駅ビルのショッピングモールが「フェザン」では、南部美人「梅酒」、厳手屋「南部せんべい」などを思い思いに購入しました。
◆番外 株式会社 岩鋳
https://iwachu.co.jp/about/
私は、この旅に参加を申し込んだときから、ぜったいに南部鉄器を買って帰る! と固く心に決めていました。鉄瓶で沸かした白湯の美味しさに驚いた経験があったからです。
赤澤さんに南部鉄器の基礎知識を教えていただき、ネットでも調べて、買うなら「岩鋳」のあれとあれ、お店は盛岡駅の「フェザン」で、と見当をつけていました。
しかし、鉄器は重かった。とても持ち帰れません。赤澤さんのご紹介で岩鋳さんに直接注文、配送をお願いして楽しみに待っていました。そして、届いたのがこれ!
ままごとみたいに小さな鉄瓶とお釜。でもこれで沸かす白湯、炊いたご飯の甘いこと!
今や毎日の暮らしに欠かせない道具になりました。岩手の旅の大切な記念品です。

(左)きな粉揚げパン(*HPより) (中)盛岡駅 (右)南部鉄器
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