2010.08.09 Mon
この本には二つのリアルがある。幼い子供を連れて公園を転々とする主婦・小夜子の今と、仕事を始め、色々なことが変わっていく新しい日々。そして、葵の高校時代、長電話を親に叱られながらいくらでも話すことがあった、親友との時間。小夜子は、葵と出会ったことで生活が瞬く間に変わっていくことに驚きながら、彼女に憧れていく。私たちは新しい人に出会い、そこで何か特別なものを感じるたび、人生に新たな展開が開けていくのを感じて高揚するだろう。憧れが、時に相手の別の顔を見ないことで成り立っているとしても。ここに賭けてみようと、何でもできる気持ちになったり、自分には手放すことができない生活や事情を、なぜ分かってくれないのかと思ったりする。そんな、いろんな人と引きあったり離れたりを繰り返しながら、私たちは日々を更新していく。ただ憧れるのでもなく、ただ反発するのでもなく、お互い常に揺らいでいるからこそ、少しづつ日々は変わっていくのだ。この物語には、所々私たちの胸の内側にひっかかるリアルと、そんな希望がある。(anna)
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