ジョイセフ(JOICFP)からお知らせです。日本政府が、COVID-19危機下におけるSRHRを擁護する声明に、賛同しました。

59か国の政府が共同で「COVID-19危機下においてSRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)を擁護しジェンダーに基づいた対策の促進を求める」 という声明を、2020年5月6日に発表しました。
日本政府も59カ国のひとつとして賛同に加わっております!
久しぶりにSRHR(セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ)に焦点を当てた声明に日本政府が賛同を表明してくれて、嬉しい限りです。
ジェンダーについてもかなり書き込んであります。

ぜひ色々な方にこの声明に書いてあることを活用していただきたく、公益財団法人ジョイセフでは、本声明を日本語に翻訳し、ウェブサイトに掲載いたしました。
https://www.joicfp.or.jp/jpn/2020/05/12/46187/
(原文もそちらのリンク先にある全文訳の中から飛べるようになっています)

共同声明は、主に以下の点を主張しています。(ジョイセフHPより)
・COVID-19が女性と男性に与える影響は異なる
・女性と少女に対する暴力を防止するための特別な措置を導入しなければならない
・緊急支援によって、難民、移民、国内避難民であるすべての女性と少女が守られるべき
・社会心理学的な支援サービスを含むセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス(SRH)ニーズ、ジェンダーに基づく暴力(GBV)からの保護を優先する
・学校が休校となる中、思春期の保健、権利、福祉を保障するため、社会的保護の責任を政府が負わなければならない
・すべてのレベルにおける意志決定への女性と少女の積極的な参加とリーダーシップの発揮を支援する
・ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の文脈において、セクシュアル・ヘルス(SRH)サービスは不可欠
・セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR)への資金提供を優先事項として残すことで、妊産婦と新生児死亡、避妊のアンメットニーズ(充足されていないニーズ)、安全でない中絶、性感染症の増大を避けなければならない
・助産師、看護師、コミュニティヘルスワーカーの活動には個人防護服・防護具(PPE)が欠かせない
・妊婦の呼吸器疾患、特にCOVID-19感染症は、悪化のリスクが高まるため、優先的に治療しなければならない
・生殖可能年齢にあるすべての女性と少女に必要なリプロダクティブ・ヘルス関連の物資を提供することを約束する
・特に脆弱な国々への緊急支援への参加と、保健医療ケアへのユニバーサルなアクセスを実現するというグローバルなコミットメントが完全な効果を持つための支援を要請

転載、歓迎いたします。https://www.joicfp.or.jp/jpn/2020/05/12/46187/
(原文もそちらのリンク先にある全文訳の中から飛べるようになっています)
多くの方にご覧になっていただければと思います。