
三菱の城下町といわれる長崎は、軍都でもありました。その中核をなす長崎兵器工場では働き盛りの男性が戦争にとられたため、女性たちが労働の要となっていきます。
年端のいかぬ14歳の少女もいました。彼女らは、原爆にさらされ、多くの命が奪われました。生き残った少女たちは、90近い年齢となりました。
そんな彼女たちと、長崎在住の現役女子高生たちが出会い、交流を深めていきます。
この作品は、時空をこえた長崎の少女の交流の物語です。被爆後75年となる今年、多くの方々にお読みいただきたいと願っております。
◆推薦――青来 有一(小説家)
体重34キロ・青春が全部戦争
昭和20年8月9日、長崎の兵器工場に動員されていた女生徒たちを原子爆弾が襲った。少女たちは苦しみをかかえ、どう生きてきたのか。彼女たちの日記が、今、女子高校生たちの心をゆさぶる。世代を超えた少女たちの交流の記録。
◆書誌データ
書名 :少女たちがみつめた長崎
著者名:渡辺 考
出版社:書肆侃侃房
刊行日:20/07/31
定価 :1760円(税込)
慰安婦
貧困・福祉
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