2021年の年末から年始にかけてネコのみーちゃんをお預かりしたご縁で、ミーちゃんの飼い主さん(Yさん)がお宅に招いてくれました。
場所はGouda(ゴーダ)近くの小さな街で、ショッピングモールに併設されているマンションの素敵なお部屋にお住まいでした。
Yさんと私は年齢が近く、Yさんがなぜオランダにいらっしゃるのかを色々聞かせてもらいました。
Yさんは神奈川県出身で、植物育種をしていらっしゃったそうです。
現在夫は海外で仕事をしていてYさんはオランダで娘さん3人と暮らしていらっしゃいました。
Yさんはオランダ在住5年以上で、その前はエクアドルに10年住んでいた経歴もお持ちです。
エクアドルでは標高3,000mの高地にお住まいで、広大な敷地には防犯のためシェパードを8匹も飼われていたそうです。
治安はあまりよくないようですが、海も山もあり、一年中変わらぬ気候のため植物育種という仕事もしやすく、生活費全般が安かったので暮らしやすかったそうです。
ただ、エクアドルでの教育にお子さんがなじめず、中3から高1までを日本の学校で過ごしてみたそうですが、国際社会で生きてきた娘さんにはこれも厳しかったそうで、オランダでの教育を選択し、移住に至ったそうです。
Yさんが日本で結婚した当初、地方にある夫の実家へ嫁いだ際、あまりの家父長的な家庭に驚き、また戸惑いも多かったそうです。
男たちが座って食事をしている間、女たちは働きつづけ、いつ食事ができるのかもわからず、姑の様子をみながら準備した料理の味見で腹を満たすこともあったそうです。そんな中、夫が「今日の夕食美味しかったね」などとのんきに言おうものなら「私は食べてないよ!!」と怒りをあらわにしたこともあったそうです。
神奈川県のリベラルな家庭で育ったYさんには、地方の家父長的な家庭にとてもなじめず4年で限界になり、娘さんを連れて家を出たそうです。
この勇気ある決断と行動力が素敵です。
その後、妻を追って夫が実家を出て個人事業主として会社を設立し夫婦で仕事をしながら子育てをし、日本からエクアドル、そしてオランダへ来る人生を歩んできたそうです。
妻の家出を追って自分の実家を出て、新天地で家族と一緒に生きる道を選んだ夫さんも素敵だと思いました。
Yさんはとても穏やかかつ聡明な人で、私の話しもたくさん聞いてくれました。
そして今後の私のオランダ生活についても、一緒に考えてくださいました。
まだ暗中模索のオランダ生活ですが、こうした時間はとても貴重でした。
Yさんの長女はオランダで一番古い大学であるライデン大学でジェンダーの勉強をしているそうです。
今度はYさんの娘さんも交えてお茶をしたいと思っています。
この日の帰りにペットショップに立ち寄って、ミーちゃんと同じネコのオモチャを買いに行きました。
広い店内。
なぜか商品の中にネコがいた。
オランダのペットショップではネコや犬を販売していない。
キャットタワーやベッドなど種類が豊富 →
← 犬用のデザート
先日マーケットで見かけたカラフルなダウンを来た女性
引き出しの中に入ってしまったネコ
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Sami
1973年生まれ。Feminist、非典型所属者。
群馬→東京→アメリカ・ノースカロライナ州→東京→2021年11月にオランダ移住(いまここ)
大事なもの:Freedom of Choice
座右の銘:実践あるのみ
猫と幸せに生きています。
自分の居心地のいい場所は自分で作ります。どうぞご一緒に。
ブログ: https://ameblo.jp/jibungadaiji 日常のことを更新中。
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