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東京

「生殖における技術と社会」✩第1回「なぜ卵子を提供するのか?―遺伝子・ジェンダー・グローバリゼーション」

イベントURL: https://www.facebook.com/repro2014
主催者: 「東アジアの生殖における技術と社会」研究会(2013年度一橋大学大学院社会学研究科博士課程助成金プログラム)
主催者URL; https://www.facebook.com/repro2014
開始日時: 2014年01月13日 (月) 13時00分
終了日時: 2014年01月13日 (月) 16時00分
会場: 一橋大学東キャンパスマーキュリータワー低層棟4F3406
会場URL: http://www.hit-u.ac.jp/
連絡先: 「東アジアの生殖における技術と社会」研究会 tel:080-7024-6169 Email:repro2014.hit@gmail.com
登録団体:
パンフレット:

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詳細:  第1回「なぜ卵子を提供するのか?―遺伝子・ジェンダー・グローバリゼーション」
 講師:柘植あづみさん(明治学院大学社会学部教授)
 
 体外受精技術によって女性の卵子が体外で取扱えるようになり、生殖に関わる医療は大きく変化した。病気などで自分の卵子では妊娠できない場合だけではなく、加齢によって妊娠率が下がった女性が提供卵子によって妊娠する医療技術も国内外で実施されている。国内では提供条件が厳しいため、多くの日本人が海外で商業的な卵子バンク(卵子提供者を斡旋する業者)を利用して子どもを得ている。他方、卵子は生殖医療研究や再生医療研究(ES細胞やiPS細胞、その他の幹細胞を用いて組織を再生させる先端医療技術)の「材料」として注目されている。2005年に発覚した韓国における再生医療研究のための卵子の不正入手だけではなく、アメリカや日本での研究用卵子の入手の課題・問題についても検討しておく必要がある。どちらの場合も、自らすすんで卵子を提供した女性がいる。なぜ卵子を提供するのか。なぜ卵子を受け取るのか。社会にとって卵子とはどんな存在なのか。いくつかの調査事例から考えたい。