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東京

第18回東京科学シンポジウム特別報告

イベントURL: http://www.jsa-tokyo.jp/18th/18_3rd.pdf
主催者: 日本科学者会議東京支部
主催者URL;
開始日時: 2015年11月28日 (土) 13時30分
終了日時: 2015年11月28日 (土) 17時00分
会場: 拓殖大学文京キャンパスE館
会場URL:
連絡先: 日本科学者会議東京支部 03-3811-8281
登録団体:
パンフレット:
詳細: 特別報告。28日(土)13:30~17:00
(1)大日方純夫(早稲田大学文学学術院教授、日本近代史)
「戦後70年」における戦争認識・平和認識の課題 ―過去・現在・未来のなかで―
日本社会は「戦後70年」目の夏を、過去の戦争(安倍「戦後70年談話」)と、現
在・未来の戦争(安全保障関連法の成立強行)とが交錯するなかで迎えた。こう
した情勢のなかで、戦後日本の平和主義を内実あるものとして再構築していくた
めには、戦争認識・平和認識の構造を解明してみることが欠かせない。報告では、
戦争体験と戦争認識の関係、戦争認識の進化と逆流の推移、戦争体験の減少と記
憶の希薄化の現実などを踏まえながら、安倍談話の意味を歴史学的に検証し、現
在の戦争認識・平和認識を未来に向けてひらいていくための課題を探ってみるこ
とにしたい。

(2)植野妙実子(中央大学教授、憲法)
「立憲主義と国家緊急権」
安保法制がその経緯、その内容に問題はあったが、2015年9月にひとまず「成立」
した。今後は、憲法改正に重点がおかれると思われる。その際、すでに提示され
ているように、国家緊急権の新設が浮上するであろう。しかし、国家緊急権の設
定は立憲主義の観点からみたときにどのような問題を提示するのか。国家緊急権
の規定を憲法にもっているフランスの状況と比較しながら考える。