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岡山

「家族」がテーマの雑誌たち 展

イベントURL: https://www.sanyonews.jp/article/1080800
主催者: 岡山市男女共同参画社会推進センター「さんかく岡山」
主催者URL; https://www.city.okayama.jp/0000005879.html
開始日時: 2020年12月02日 (水) 09時30分
終了日時: 2020年12月16日 (水) 20時00分
会場: 岡山市男女共同参画社会推進センター「さんかく岡山」ギャラリー
会場URL: http://www.gis.pref.okayama.jp/okayamacity/MAP?linkid=07abb4af-47a5-4142-aa29-2628517df4e0&mid=1068
連絡先: sankaku@citu.okayama.lg.jp
登録団体:
パンフレット:
詳細: ファッション誌や生活情報誌などの雑誌から時代ごとの家族像の変遷を読み解く展示会です。
メディアとジェンダーが専門の筑紫女学園大学・橋本嘉代准教授による解説もパネルになっています。

<以下、来場者へのメッセージに加筆したものです>

かぞくってなんだろう――。メディア分析という手法を用い、このテーマを研究しています。

社会における「家族」の位置づけや家族への期待、理想とされる家族像の変化について、
約半世紀の雑誌文化を振り返りながら解説してみました。

今回は、代表的な雑誌の創刊号や最終号、計16冊が展示されています。

雑誌はターゲットが明確な媒体で、創刊号には作り手のメッセージが強く示されます。
今回集めた雑誌には、男性、女性、夫、妻、父親、母親といった役割に対する期待や、
時代ごとに「これが新しい生き方」と提示されてきたものが表れています。

『クロワッサン』『MORE』『LEE』が創刊号で「家族って何?」と正面から問いかけ、
固定観念を壊そうと試みていたことは、あまり知られていないかもしれません。 

作り手の思いが受け手に支持されるとは限らず、2号目以降で微調整を繰り返し、
内容が変化していく(受け手に支持されなかった雑誌は消えていく)ので、
創刊号を見て「最初はこんな雑誌だったの!?」という驚きもあるはず。

「雑誌」というメディアを手がかりに、日本の家族の半世紀について
考えるきっかけになればと思います。

橋本 嘉代