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東京

!!ふぇみん主催オンラインフォトツアー!!「韓国の港湾都市・仁川の歴史をひもといて」

イベントURL: https://femin-incheon.peatix.com/
主催者: ふぇみん
主催者URL; https://www.jca.apc.org/femin/
開始日時: 2022年11月19日 (土) 10時00分
終了日時: 2022年11月19日 (土) 12時00分
会場: zoomのみ
会場URL:
連絡先: ふぇみん婦人民主新聞 femin-edi@femin.jca.apc.org
登録団体:
パンフレット:
詳細:  !!ふぇみん主催オンラインフォトツアー!!
 「韓国の港湾都市・仁川の歴史をひもといて」
    2022年11月19日(土)10時~12時
      ☆ zoomにて開催 ☆


ふぇみん主催のオンラインイベント、開催します!

今回は韓国・仁川の歴史散歩です。
仁川は韓国の近代史・現代史の重要な場所なのですが、
なかなか足を運ぶ機会のない土地でもあります。

仁川在住の作家・戸田郁子さんに、たくさんの写真と
ともに仁川の「むかしといま」をお話いただきます。

旅行したくてもまだ二の足踏んじゃう、とか、秋は
気分転換したいね!という、みなさまのご参加を、
お待ちしています!

詳細は下記に。
質問時間もたっぷりとっています。
気軽にご参加ください! 
       
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日 時■2022年11月19日(土)10時?12時 @zoomにて開催
参加費■1000円
案内役■戸田郁子さん(作家、「仁川官洞ギャラリー」主宰)
申し込み■Peatixサイトから https://femin-incheon.peatix.com/
*お申し込みいただいた方はアーカイブ視聴あり
*ふぇみん10月25日号7面にもご案内を掲載しました。
  QRコードも入れていますので、ご利用ください。

~~仁川オンラインフォトツアーとは~~
 韓国の港湾都市・仁川(インチョン)は、首都ソウルから
電車で西へ1時間ほどの距離にある。近代朝鮮や日本植民地
下の面影が残り、朝鮮戦争の舞台にもなった町で、植民地
時代に建てられた日本式住宅やレンガ造りの倉庫が今も残る。
日本式住宅には現在も人々が暮らし、港のレンガ倉庫は
良くも悪くも植民地時代の賑わいを彷彿とさせる。
また、高台には日本が侵略した各地に建てた神社の名残もある。
ふぇみんが2015年に開催した韓国スタディツアーでは、仁川
での暮らしが長く、自宅の日本式住宅でギャラリーを営む
戸田郁子さんに案内役をお願いし、市場や町を見学した。
今回のオンラインフォトツアーでは再び戸田さんを案内役に、
たくさんの写真を見ながら仁川を散策する。
他にも韓国暮らしのことや、中国東北地方の朝鮮族についても
紹介いただく予定。

~~戸田さんからのメッセージ~~
人口およそ300万人の仁川広域市は、韓国ではソウル、
釜山に次ぐ3番目の都市であり、仁川空港や仁川フェリー
ターミナルが、海外とダイレクトにつながる国際都市でも
あります。
私が住んでいるのは、「開港場」と呼ばれる旧市街地です。
1883年に開港した仁川の港町には、西洋人の住む「各国租界」、
清の人々の住む「清国租界」、そして日本人の住む「日本
租界」が設けられ、鎖国していた朝鮮に海外の文明が一気に
流れ込む、入り口となりました。わが家は、その旧「日本
租界」の中に100年前に建てられた日本式木造住宅です。
日本の植民地時代には、この町に学校や神社仏閣、また工場
や商店街などが形成され、人口が集中し、モダンな近代都市
としてにぎわっていました。
また、70年前には朝鮮戦争の舞台ともなりました。
マッカーサーの「仁川上陸作戦」はまさに、この港から
行われたのです。海を隔てた黄海道からは避難民が流れ込み、
仁川の港付近に定着しました。戦後、開港場には仁川市庁が
置かれ、町の中心地としての役割を果たしてきましたが、
40年前に仁川市庁は新都市に移転し、その後、開港場は
歴史の痕跡をとどめた静かな町に変容しました。
30年前、仁川空港の建設によって、労働者たちがかつての
工場地帯に住み始め、韓国語の「タルトンネ」(スラム街)
と呼ばれる地域が形成されました。近代化の象徴だった
モダンな町は、現代化の波に乗り遅れ、今ではレトロな
観光地として注目を集めています。

~~戸田さんプロフィール~~
1959年生まれ。83年に韓国に留学し、韓国で暮らしながら、
『ふだん着のソウル案内』(晶文社、1988)、『手の
大きいお嫁さん』(アートン、2006)などの執筆や、
翻訳などを行ってきた。中国でも8年間暮らし、その間に
天安門事件が起きる。中国の朝鮮族の歴史に出会った
ことがライフワークに。2006年に中国から韓国に戻り、
「図書出版土香(トヒャン)」を韓国人の夫と立ち上げた。
10年前に仁川に居を移し、「仁川官洞ギャラリー」を開いた。
著書は、『東柱の時代』(図書出版土香、2022)、
『黒山』(翻訳、クオン、2020)、『悩ましくて愛しい
ソウル大家族 』(講談社+α文庫、2012)、『中国朝鮮族を
生きる 旧満洲の記憶』(岩波書店、2011)ほか多数。
本紙2011年2月25日号1面に登場。
「官洞ギャラリー」http://www.gwandong.co.kr/ に
仁川の町散策ブログあり(日本語)。

(以上)