「慰安婦」の検索結果
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合同出版編集部著『わたしは黙らない 性暴力をなくす30の視点』 声を上げ続けてきた人たちの記憶と記録 ◆ 合同出版編集部
2021.12.02 Thu
性暴力について語る人の口を、ふさぎ続けてきたわたしたちの社会。それでも声を上げ続け、問題を明らかにしてきた人たちが、いま、伝えたいこととはーー。 これまで、性暴力被害者は、沈黙を強いられ、孤立を抱えてきました。こうした現状を打ち破ろうと、被害者たちがその体験や思いについて声を上げ始めました。それが大きなうねりとなり、「#Metoo…
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チェ・スンボム (著), 金 みんじょん (翻訳) 『私は男でフェミニストです』 マッチョな世界が息苦しいあなたへ◆東知史(世界思想社)
2021.11.16 Tue
著者のチェ・スンボムさんは、小さいころ、男の子ながら「女子らしい」遊びが好きだったそうです。しかし、「つづける勇気をもてなかった」と吐露しています。プロローグでは、韓国男子として生きることの現実を次のように書いています。 「私は積極的に『男になる』努力をした。グラウンドに出てサッカーをしたり、友人らとAVを見たり、何度かケンカをしたり…
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内藤 千珠子著『「アイドルの国」の性暴力』 「アイドル」からみえてくる「慰安婦」への暴力 ◆ 内藤 千珠子
2021.10.17 Sun
「アイドル」という言葉に感じる居心地の悪さから、現代日本の暴力の問題について考えてみました。現在の問題を近代の歴史につなげ、「アイドル」と「慰安婦」という二つの記号を手がかりに、ジェンダーとナショナリズムの結びつきについて考えた一冊です。 応援している人々を元気づけるアイドルは、魅力的に輝いてみえる一方で、性的に消費されている。こうし…
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吉田裕編『戦争と軍隊の政治社会史』 軍事史・現代史研究のさらなる深化へ ◆ 平井和子
2021.07.31 Sat
新刊紹介 吉田裕編『戦争と軍隊の政治社会史』(大月書店、2021年7月) 平井和子 人々の「いのち」と生活の営みに大きな影を落とす戦争と軍隊、そして天皇制。兵士や地域民衆、また君主制のあり方という現代的課題から、日本近現代史のさらなる深化をめざして、日本の軍事史・政治史研究の…
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蘭信三・小倉康嗣・今野日出晴編『なぜ戦争体験を継承するのか ポスト体験時代の歴史実践』 戦争体験の<忘却>と<想起>のはざまで、未来への根源的な問いに迫る労作 ♦︎やぎみね