本
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カロリン・エムケ『憎しみに抗って――不純なものへの賛歌』(浅井晶子訳) 難民政策に揺れるドイツでベストセラー 鈴木英果
2018.04.03 Tue
憎しみを公然と言い、それが政治的に正しい態度のようになっている、これはもはや世界中でみられる現象です。そうした憎しみのメカニズムを見つめ、「基準とは異なる人を攻撃してもかまわない」という流れに抗う生き方を模索します。 「本書で取り上げる憎しみは、個人的なものでも偶然の産物でもない。ついうっかり、または本人たちに言わせればやむにやまれぬ…
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イ・ヒャンジン著『コリアン・シネマーー北朝鮮・韓国・トランスナショナル』(みすず書房、武田珂代子訳) 松原理佳
2018.04.03 Tue
日本植民統治期に誕生し、解放後の南北分断、朝鮮戦争を経て今日まで制作されてきた北朝鮮・韓国の「コリアン・シネマ」の数々。その製作と受容はいまや一国内に留まらず、在外コリアンによる監督や外国との合作、資本やキャストの海外調達、国際映画祭への出品にみられるように、複合的な地域性と多様性をもつ人びとを巻き込みながら、排他的な意味での「境界」を…
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『モテる大人になるための50の秘密指令』(P.バッカラリオ他=著/有北雅彦=訳) 有北雅彦
2018.04.03 Tue
皆さまこんにちは。翻訳をしたり、物書きをしたり、舞台俳優をしたりしている、有北雅彦と申します。このたび、訳者としてかかわった『モテる大人になるための50の秘密指令』が出版されたことをお知らせいたします。また、この正月、甥が年下のかわいい彼女ができたとはしゃいでいたので、お年玉をあげることをちょっと躊躇したこともお知らせいたします。 さ…
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和田洋一著『灰色のユーモア-私の昭和史』(解説=鶴見俊輔/保阪正康) 赤瀬智彦
2018.03.21 Wed
玄関のベルが鳴る。施錠を外して、ドアを開ける。特高が立っていた。来てくださいという。唐突すぎて、どんな上着や靴がふさわしいのか分からない。後ろに立つ人に、どんな表情を向ければよいか分からない。 連行時、茫然としつつも考える。十分に慎重を期したはずなのに? 細々と続けてきた雑誌では、この国の政治状況を直接取り上げてはこなかった。発刊は…
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金英著『主婦パートタイマーの処遇格差はなぜ再生産されるのか スーパーマーケット産業のジェンダー分析』 行為者戦略とパートタイム労働市場 金英
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シモーヌ・ド・ボーヴォワール著/井上たか子訳 『モスクワの誤解』 ーーー 老いをとらえた傑作小説! 井上裕美
2018.03.12 Mon
本書は、ボーヴォワールが1966年から67年の間に執筆した中編小説で、92年にリール第Ⅲ大学の研究誌に掲載されたものである。ながらく一般の読者の目にはふれることがなかったが、2013年にレルヌ社から単行本として出され、今回日本ではじめて翻訳されることとなった。 本書の魅力は多岐にわたるだろう。話の筋は、ニコルとアンドレという初老にさし…
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『山田わか 生と愛の条件――ケアと暴力・産み育て・国家』 望月雅和(編著)、能智正博(監修・解説)、大友りお・纓坂英子・森脇健介・弓削尚子(共著)
2018.03.12 Mon
本書は、劇的な人生を生きた山田わかの基本図書であり、一般読者にも開かれた決定的な評伝として、生きることと愛、産み育てとケア、国家をテーマとした第一線の研究者による貴重な書籍である。 山田わかは、明治12年、神奈川県横須賀で生まれた。若くして結婚と離婚をし、職を求め18歳でアメリカに行く。しかし、騙されてシアトルで「売春婦」に――。…
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