
<史上最悪の介護保険の改定を許さない!!>連続行動にたくさんのアンケート回答をいただきました。あふれる思いをお聞きください。
順次ご紹介していきます。(趣旨を損なわない範囲で、ご回答の一部省略、誤字の修正などを行っています。)
10月5日、10月19日の第1、2回WEB集会のアンケート回答からどうぞ。③4の感想はhttps://wan.or.jp/article/show/10320
・なお、来る18日の衆院第1議員会館での院内集会のご案内も以下からご覧ください。
第1回から4回までの集会の動画もご覧いただけます。
https://wan.or.jp/article/show/10259
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【第1回〜総論、利用者の原則2割負担とケアマネジメント有料化を中心に~WEB集会のアンケートから】
Q:本日の集会のご意見をお聞かせください
「育児・介護は家庭・女の仕事」の時代には戻させない!とあらためて強く思った。
後期高齢者なのに介護保険の知識、問題点について知らないので参加しました。今日の会で色々な問題点を知ることができ、今後関心を持っていきたいと思いました。
大変勉強になりました。一つひとつの改定案が全体にどういう影響を与えるのか、その意味を解説していただき、理解が深まりました。誰もが行く道であるにもかかわらず、なぜこんなことになるのか。どなたかのご意見にありましたが、防衛費はいとも簡単に倍増で何兆円もの税投入があり得るのに、本当に誰もが当事者になる介護状態、それを支える制度には金をかけない。どう考えてもおかしな話だと思います。日本の政治の宿痾が介護保険制度を歪め当事者を苦しめている。こんな国、他にありますか?
上野さん、この問題を契機に日本版退職者同盟結成、大賛成です。
210万ともいわれる介護職の声を代表する団体がないのは残念です。
2000万人のユーザーユニオン、よいと思います
介護に関わる人、団体の政治力がないという最後のコメントに、その通りと思いました。
対立ではなく連帯、介護保険関係ユニオンであるという言葉に共感しました。
また、服部先生が示された、介護保険事業は例年黒字であるという数字に驚きました。政府の言う通りで変わるのは仕方がないことではという認識を持っていましたが、事実や情報を知らないことから始まっている考えだと思いました。
危機感を持っています。母が認知症で、症状もすすみ要介護5です。いろいろと渡り歩きーー小規模多機能型居宅介護のコロナ休業、老健のコロナクラスターで、今特養ショートステイ利用ーーショートステイを利用し週末在宅介護してます。母はシングルマザーで公務員続けて働き続け、二人の娘と義母を養ってくれました。利用料2割にぎりぎり引っかかってしまい、税や保険料引くと年金は月20万ぐらいですが、先日届いた請求書は17万6000です。他に医療費や電話代やNHK受信料、ヨーグルト代、医療費、自宅でのおむつ代、食費など。もうぎりぎり。実際は一日1600円の食費代や一日2000円ちょっとの部屋代など入れると介護費用は4割負担のようなもの。
更に対象を広げれば子どもが負担することに。
今日のお話を大きな世論に。
しかし介護は黒字とは思いませんでした。自民党政治の嘘にはもう騙されたくないです。
ずーと今回の改正案が気になっていたので、こういうイベントに感謝します。今回のことをテレビでもやれたらいいと思います。ほとんどの人は何も知らないまま、制度が改悪されていきます。
地方在住なので、国会へロビー活動しに行くことがなかなかできません。
今日の話を聞いていると、やはり政治力を私たち介護職も持たないとだめだと感じました。
ケアマネの職能団体にも加盟していますが、発信も弱いし、この改悪への危機感持ってるの?という感じです。地域の居宅協などは、制度改定への意義を唱える人などいませんし、歯がゆいです。
人員配置の3対1だって認知症ケアには少なくて、小多機の+1人の訪問要員で少し徘徊の方への付き添いができる余裕が持てるだけ。本来なら2対1、1対1でこそ個別ケアが提供できるわけですから、その辺の実態をもっと一般の人に知らせたいですね。
もっと介護職やケアマネジャーの実態をニュースで取り上げてほしい。コロナ禍でどんな苦労をしながら介護を続けているかを知らせたい!
第1回目という事で、先生方のお話で問題点は復習できましたが、初めて聞く人には、もう少し具体的なエピソードも必要かなと感じました。
要介護1~2の認知症の方の事例を全国から集めて、それが総合事業に移行されるとどうなるとか?具体的にお伝えして、マスコミでも取り上げていただけるといいのでは?私たちの仕事の専門性も知ってほしい。だから公的なお金を出して制度守らないと、介護職がいなくなるよと伝えたい。
これまで他人ごとでしたが、7月から夫が介護Ⅰになり介護保険を使いはじめました。想像していた以上に深刻ですが、しっかり勉強していきたいと思います。
介護保険制度のシステムそのものが破綻していっています。とくに介護職への給与の仕組み(基本的に事業者が得る介護報酬の中からしか賃金を出せない仕組み)が続くかぎり介護職のなり手がなくなるでしょう。給付を削り負担を増やす改悪で問題は解決しない。介護保険制度そのものを根本的に変えていく必要があると感じました
今回の改正案の具体的な所を知ることができた。私はヘルパーではありませんが訪問介護事業所に勤めていた経験があります。この改悪で当事者はもちろん、小規模事業所なども大変になることが目に見えて分かりました。
私は訪問介護事業所の職員です、現場からかけ離れていく複雑な介護保険制度の仕組みに日々翻弄されています。柳本さんがおっしゃっていた「制度の持続可能性VS生活の安心と継続」にとても共感しています。介護保険が、わかりやすく、使いやすく、現場に裁量のある仕組みであってほしいと願います。司会の方の「現場のヘルパーさんたちは、日々疲れ切って家に帰り、声をあげる所までいけない」との発言にも大きくうなずきました。
財源や介護保険制度の本音と建前に踊らされている介護職ということがモヤモヤではなく今回はっきりと分かった気がします。大手事業所でガッチリと、事業所を守ることは介護保険制度を利用する利用者様を守るためと叩き込まれ行政のいいなりになる事が結局正解という考えになっていた自分に気づきました。
介護保険制度のシステムそのものが破綻していっています。とくに介護職への給与の仕組み(基本的に事業者が得る介護報酬の中からしか賃金を出せない仕組み)が続くかぎり介護職のなり手がなくなるでしょう。給付を削り負担を増やす改悪で問題は解決しない。介護保険制度そのものを根本的に変えていく必要があると感じました
介護保険制度の改悪の歴史と今回の検討案について理解がすすんだ。特に、訪問介護の現場の方のお話は印象深かった。小さい事業所が声をあげることや連帯することは、難しいことは想像に難くない。
【第2回〜「要介護1、2の総合事業移行・福祉用具の買い取り」を中心に〜WEB集会のアンケートから】
Q:「質問」本日の集会のご意見をお聞かせください。
介護系Youtuberの方とかも反対の立場で動いておりますが、やっぱり別々のところで細々と動ているような気がしています。
まだまだこの問題について知らない人が多いと思います。私はLINEで介護のオープンチャット(1,000人規模)に参加しておりますが、よくわかってない方が多く見受けられました。これからは介護業界だけではなく、外に向かって情報発信していくときだと考えております。
「介護保険制度の歩み」の良き学びになりました。皆さまのお話にあったように要介護1,2のヒトを総合支援事業に移すこと及び一部の福祉用具を買取りにすることは、あってはならないことと思います。
他の自治体の総合事業の実態を数字で知ることが出来て、検討の一助となる。
知らないことがとても多く、理解することができないところも多かったです。が、お話しくださるかたたちから、ただならぬことが起きつつあることはひしひしと感じました。
それぞれの報告が介護保険の利用が制限、または出来なくなると大きな問題を起こすであろうことを示唆しており、それが良く分かりました。一方、部会の議論はエビデンス重視を謳っていると思われることから、それぞれの思惑が交錯しているのが実態ではないでしょうか?したがって、思いを伝えるだけでなく、どのような介護が良いのかエビデンスを交えた主張をすることも必要に思いました。数字に強い専門家の協力を得て、当方の主張を裏打ちするエビデンスを積み重ねる(過去に戻って当局の行った施策のエビデンスが正しくなかったことも含め)検討を行う頃が必要だと感じました。
"
理路整然としたお話、感服し大変勉強になりました。
講演者のお話の中に、同居と言ったら同じ屋根の下の人だと思うが、自転車で10分ほどの人も毎日来て介護しろという話があるとおっしゃっていました。
東京の場合は、地方の子供らが都心に行ってしまって独居というのとは違い、あえて独居という場合が大変多いと思います。
近所に住むならが介護しろというつもりはないですが、同居家族がどれだけ大変な思いをしているかもぜひ知ってほしいと思います。
清拭を頼んでも、汚れ物を洗濯機で回しておいてもらうこともできません。ベッドサイドも食べこぼしも掃除してもらうことができません。同居家族の分の家事をやってくれと言っっているのではありません。しかし、介護4あるいは5、認知症の場合、病気看護もある場合、夜間介護の必要な場合はせめて、本人のことはなんでもやってもらえるようにしてほしいといつも思っています。
一緒にいるということは、名前のない介護の手数がたくさんあります。一度親の家を出てしまえば自分の時間と言う別居の方とは違います。朝も昼も夜も、絶え間なく用事を言いつけられることもあります。
このような苦難の中で、隣り棟にお母さんが住んでいる友人から、介護保険は玄関の掃除をしないのよと不満を聞いた時には、驚きました。
同居か独居家の区別は、自治体によって大きく違いますが、例えば私の住む地域では、玄関が別、玄関が別でも中に通じるドアがあればだめ、週に3回は泊まっていいが4回はだめというようなおかしなことで同居が独居が区別されます。
もちろん、公的資金が入る以上、どこかに線引きがあって然るべきですが、しかし、公平でなければならないと思います。なぜなら、こんな訳のわからない事柄で線引きされた後は、天と地の違いがあるからなのです。
結局、先日父が具合が悪くせん妄がひどくて、医師から共倒れを心配された時でさえも、生活援助にはつながりませんでした。
母を自宅で看取った時も、余命一ヶ月が出て、私が夜間も介護をしていても、生活枠は入れてもらえませんでした。夜間に働いてる場合は生活が入れられるというのがありましたが、これには適用されませんでした。
このことが解決できなければ、ヤングケアラーも救われません。
小島さんの本に書いてあったように、本来は同居か独居かと言う区別がおかしい話なのですが、そこはどうにも動きそうもないです。
単価の高い身体で入ってもらっても、数分余ったからといって生活に該当することはしてもらえません。そんなに厳しくする必要がどこにあるのかわかりません。
なんとか改善の道はないのか、いつも考えています。"
Q:「質問」介護保険改悪についてのご意見をお聞かせください。
要支援と要介護1,2の対象者が65%にも上るというのに、政府の新たな方針は財政面優先だと改めて感じる。
審議会委員も霞ヶ関のお偉いさんも現場を理解せず、一方的にケアマネジメントという「杖」を奪い、家事支援は主婦なら誰でもできるとばかりに地域へ移行するなどと美名の元に報酬単価を切り下げ、選定や使用方法の習熟に専門家の助言を要する福祉用具の貸与制から買い切り制への移行など、全てに反対するとの趣旨に賛同いたします。それとともに、当初の理念である「介護の社会化」への原点に回帰すべく、充実を求めるとの趣旨に賛同いたします。
私は会社で働いており、会社には介護をしていることを伝えていません。でも何かデモや街頭署名活動があれば、可能な限り参加しようと思います。
"要介護1・2の人は認知症で一番手がかかる人たちです。その人たちを総合事業に組み込むことでサービス抑制をすれば家族の疲弊と本人の認知症悪化につながることは目に見えています。今介護保険を審議している方たちに現場に行き要介護1・2の方がどのように生活しているか、お世話がいかに大変か体験していただきたいと思います。生活援助も専門職だからできるという事を実感していただきたい。生活支援をすることで要介護にならずに生活できていることを体験していただきたい。
福祉用具は認知症で拒否がある方にかかわれる最初の入り口にもなるかと思います。福祉用具あれば後は自立できる方も多くいます。状態にあった福祉用具は大切です。借りることでメンテナンスや相談もできるので買取には反対です。"
悲しいかな当事者である利用者は、皆、このことが全く分かっていません。なので、改悪されたのち、今までのようにサービスを利用できなくなるといった事態が起きてから慌てても時すでに遅いのです。それが心配でなりません。また、今までのサービスが使えなくなってしまうという説明を、法改正した当事者ではなく我々現場の者がするという矛盾にも正直腹が立ちます。今後も法改正の度にサービスが使いにくくなっていくなど「こんなことが許されていいのか?」と怒り心頭です。
介護は誰でもできると思われていることがとても残念です。…認知症のある方の支援は専門職でも難しく、対応によっては認知症のある方やご家族の不安を煽ってしまうことがあります。
軽度の方こそ専門職が支援することで重度化を防ぐことが出来ると思います。
地域で助け合う体制が熟成していない中、介護保険サービスで補えない部分を自費サービスで補う必要が出てくると、ますます経済格差が出てくると思います。
"介護職自体が総合事業を理解できていない現実。知らない現実。
知らない事には反対もできません。
そこに問題があります。"
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