女の本屋

views

1212

細川貂々・著 石嶋眞理・監修 『てんてんと歩くキモノみち〜紬からはじめました〜』

2012.03.22 Thu

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.

 レトロアクティブな着物、「結城紬」の世界へようこそ__

ツレうつで著名な細川貂々さんが、コミック・エッセイ『てんてんと歩くキモノみち』を描きました。

この本の監修者、わたくし(石嶋眞理)からの本の紹介です。
「きもの」や「古着」そして「結城紬」__みなさんはこれらの言葉にどんなイメージをお持ちでしょうか。
きものは面倒。しきたりがうるさい。古着はメンテナンスが心配。結城紬は値段が高いのに地味で暗い。そんなイメージを一新するために、この本ができました。

結城紬は、洗い張りを重ねるほどに、より軽くしなやかになります。それは、長い時間を生き続けてきた「古着」が、リユース(再使用)され、新しい風合いをもつ着物に生まれ変わるということです。

古着店で古い結城紬を手に入れることは、物を大事にするというだけでなく、その布のもつさまざまな歴史や技法を自分の宝物にするということなのです。

また、古い結城紬にも斬新な柄行きがあり、さらに帯とのコーディネイトによって、モダンな着物に変わります。まさに、温故知新という言葉がぴったりのレトロでアクティブな着物なのです。
貂々さんが本文? のなかでおっしゃっています。
「私にとって着物を着る = つらい、苦しい、みっともない、というイメージ……、でも、結城紬ならまた着てみたいな、と思いました」

なお、キモノみち中級者の方にはこちらも併せてどうぞ。
アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.

いわば布が自立しているという感じです。そうした生地質の結城紬は、しとやかさとは別な行動的な自分を表現したい女性にもふさわしいのではないでしょうか。(本文より) (監修 石嶋眞理)








カテゴリー:著者・編集者からの紹介

タグ:ファッション / / 漫画 / おしゃれ