エッセイ 緊急の呼びかけ

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大間原発予定地「あさこハウス」にハガキを送ろう!

2012.12.30 Sun

【転載させていただきます】

東北電力はあさこハウスに通じる道路を通行量が少ないことを理由に閉鎖しようとして通行量を量り始めました!皆さん、あさこハウスに毎日ハガキを一枚お願いします。

宛先039-4601青森県下北郡大間町字小奥戸396「あさこ はうす」

『あさこハウス』がなんなのかは知っていますか。

青森県大間原子力発電所の建設の話が持ち上がってから35年。土地買収が進む中、最後まで土地を売らず、原発建設を阻止してきた熊谷あさ子さんがその土地にログハウスを建て、住民票を移したそうです。その後、不慮の事故で突然亡くなり、 娘の小笠原厚子さんが、「あさこはうす」と命名し、自転車で畑仕事に通い。太陽光発電パネルや風力発電設備を設置し、ライフラインがなくても将来移り住めるように整備を進めているそうです。
大間原発を計画している『電源開発』は、あさこさんが土地を売らなかったために、原子炉施設の建設予定地を変更せざるおえなくなり、工事の計画が大幅にずれ込みました。

そして、3月11日の福島原発の事故が起き、今建設工事が中止になっています。

つい最近、大間町の金沢町長以下町議団が経産省に「大間原発の工事再開」を陳情というニュースを聞いたばかりです。

大間原発は、フルMOX燃料のみを燃やす、世界で始めての原子力発電所になります。「やらせ問題」などで聞くプルサーマルのあの燃料です。普通のウラン燃料に、使用済み燃料を再処理して作ったプルトニウムを混ぜて、燃料のリサイクルにするというのですが、使われるのはプルトニウムのみで、使用済み核燃料のわずか1%にすぎません。「MOX燃料の加工・輸送・貯蔵・使用済みMOX燃料の処理処分に要するエネルギー投入量を差し引くとマイナスになる」といわれています。
そして、多くの原子力発電所と同じように、計画当初に、ないとされていた、新たな活断層が発見されています。

さて、話を元に戻します。お金で次々と反対運動をつぶしていく中、唯一残った反対運動のとりでの「あさこハウス」をなんとか、みんなの力で、守りたいと思います。

道路を封鎖しようなどという姑息なことを許してはいけません。
もう一度、メールの文を転載します。

東北電力はあさこハウスに通じる道路を通行量が少ないことを理由に閉鎖しようとして通行量を量り始めました!皆さん、あさこハウスに毎日ハガキを一枚お願いします。

宛先039-4601青森県下北郡大間町字小奥戸396「あさこ はうす」

カテゴリー:震災