エッセイ

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パソコン事始・・・60の手習い(3)     パソ子

2011.05.26 Thu

パソコン解体レポートの続きです。

実は、全然、進んでおりません。いろいろありまして、、、。

なんて、言い訳をせずに、さくさくやれ! とか言われそうですが、なかなかそうもいなかないんですよ。

マザーボードには、CPUの近くにノースブリッジ、さらにCPUよりちょっと遠いところに、サウスブリッジというチップセットがあります。ノースブリッジは、CPUとメインメモリやグラフィックコントローラを接続しています。どうも、この私の元PC(変な言い方?)は、グラフィック関係は、マザーボードに内蔵されている型のようです。前回、グラフィック・ボードと思う、、、と、自信なさげに書いたものは、やはり間違っていました。あれは、LANボードでした。外側には、紛れもないLANポート(電話線のジャックに似ていますが、インターネットをする時などに必要なケーブルの端子です)がくっついていました。先日、我が家に来ていた、ITを職業とする友人に見てもらったら、「これは、LANボードでしょ」と、あっさり言われました。はい、確かにそうでした。(汗)

グラフィック機能は、パソコンが処理するデータをディスプレイに表示させる仕組みです。これがないと、ディスプレイには何も映らないのですが、それらしいものがないので、内蔵されているのだと思いました。

で、ノースブリッジにあたるチップセットを老眼鏡をかけ、さらに拡大鏡を使って、じっと見ていましたら、IntelR810と書かれているのがわかり、いろいろ調べていくと、これがグラフィック機能を統合しているのだとわかりました。やれやれ~、これだけ調べるのに、結構、時間がかかりました。自作する人は、この反対の手順で、パーツを決めていくのでしょうね。

今回、わかってきた部分に名前を書き入れてみました。

その友人に、ついでに、ノースブリッジとサウスブリッジはこれだと思うけど、合っているよね、と尋ねたら、ノースブリッジだのサウスブリッジだのそんな言葉は知らない、と言われました。後で調べましたら、Intel社では、ノースブリッジとサウスブリッジをそれぞれ、MCH、ICHと呼んでいるそうで、PCの世界も規格がそれぞれあって、しかも呼び方も統一されていなくて、ど素人にはとてもわかりにくいです。

長年ITを仕事にしているその友人も、基本的にソフトの世界で仕事をしているので、構造すべてに通暁しているわけではないのは当然なのですが、そういう当たり前のことに思い至るのもPCの世界のことが少しわかってきたからでして、知らない、ということは、とんでもないことだとつくづく思います。IT関係の仕事をしている人は、PC全部のことを知っていると思いこんでしまったりして、ホームページを作っている人に、平気で、Intel社製のチップセットについて質問したりしてしまうのですよね。知るにつれて、PCの世界の広がりと深まりをあらためて感じています。

で、先ほど読んだ資料には、やがて、「CPU+ノースブリッジチップ+サウスブリッジチップ」の構成から、「CPU+I/Oチップ」という構成へ移行すると書いてありまして、えーっ、せっかく覚えたのにぃ、、、と、困っていたりします。

また横道にそれますが、ITを職業とする彼女には、よく私も私の友人達も、PCでわからないことがあると、つい電話をかけて質問したりしてきたのですが、その質問の圧倒的に多いのが、Outlook Expressについてなのだそうです。何年も前のことになりますが、彼女は皆に質問に答えていろいろ指南している最中に、「なんで、みんなアウトルックを使っているのかなぁ。私は使ったことがないからわからないけれど、、、」と言うのを聞いて、「え? 使ってないの?」と聞き返すと、「うん、みんなの話を聞いていると、不具合多そうだし、なんでみんな使うのかなあ、と思う」とのこと。使ったことがないメーラー(メールを送受信するためのソフトウェア)について、質問に答えることができた彼女はさすがですが、私は、誰もがOutlook Expressを使っている現状の方に、「う~ん」と考え込んでしまいました。

私もある時期、Outlook Expressが不具合を起こし、困り果てて、メーラーを転々としていたことがありました。有料、無料のソフトやシェアウェアの無料期間などをさまよい歩き、最終的にPCを買い換える時期が来て、新しいPCを買ったら、またOutlook Expressがついてきたので、また、使い始めました。以前よりも、改善されたのか、こちらの使い方が賢くなったのか、今は、ずっと調子よく使えています。

でも、PCを買えば、Microsoft 社製 のOSやアプリケーションをいっしょに買わされる現状は何とかならないかと思います。以前、Outlook Express の調子が悪いので、別のソフトを使っている話をしたら、「それ、なんのことかわからない」と答えた人がいて、その人とはずっとメールのやり取りで連絡を取り合っていたので、「あ、そういうものなのか」と思ったことがあります。

Microsoftは、何度か独占禁止法で訴えられていましたよね。以前、こういうことに疎い私もしばらくその訴訟の行方を気にしていたことがありましたが、結局、Microsoftの勝利に終わったように記憶しているのですが、現状はそのままなのでしょうか。

かく言う私は、ATOKの愛好者であるのですが、今ではすっかり一太郎よりもワードを使うことが多くなって、ATOKにちょくちょく反乱を起こされて、不本意にもMS-IMEに切り替えることがあるのですが、切り替えるたびに敗北感を味わっています。

閑話休題。ノースブリッジとサウスブリッジですが、パソコンの中を地図に見立てて、CPUを北として、このように呼ぶそうです。ノースブリッジよりもCPUから遠いところにあるサウスブリッジは、ノースブリッジと接続されて、周辺機器、すなわちハードディスクやキーボードや、その他USBなどとつなぐ役割をしています。

呼び方で思い出しましたが、「マザーボードって、何? ファザーボードはないの?」 と友人に言われて、ちょっと困ってしまいました。母艦とか、母船とかいう言い方がありますが、父船、父艦、は聞かないですね。基板ですから、そのような語感に近いのかなと思います。形状から来ているのかと、妄想、いえ、推理することもできますけれど。そう言えば、AVケーブルの接続部も、挿入する方がオスで、受ける方をメスと呼びますね。だけど、マザーボードに装着する部品の方は、ドーターボードと呼ばれる、と聞いたことがあります。母と娘・・・う~ん、、、

← これは、メインメモリに使われているメモリモジュールです。これが、マザーボードに差し込まれていました。これを利用して、CPUが演算処理をします。よく、「メモリの増設」という言い方をしますが、これを増やすことです。ずっと昔、ノートPCが動かなくなって、お店に持って行ってメモリを増設してもらいました。その頃、メモリの増設、ということの意味がさっぱりわかっていませんでしたが、ノートとデスクトップの違いがあるとはいえ、基本は同じですから、要するに、このメインメモリを増設してもらったのですね。メモリにも規格がいろいろあるので、調べて規格の合うものを装着しないといけないわけですが、今なら、私でもメモリの増設はできるかも? とにかく、私の元PC (元カレ、元カノのノリになっています ^^;)には、メモリスロットが二つありましたから、もう一枚増設することが可能だったわけです。

今回、致命的だったのは、このPCのマニュアルなどを全部捨ててしまったこと。仕様なんかが、もうちょっとわかっただろうに、惜しいことをしました。なにしろ、現在使っているPCに買い換えた時、このおっきなケース自体をハードディスクというのだと思いこんでいたくらい、わけがわかっていなかったので、仕様書など意味をなさないのでした。

次は、いよいよハードディスクを引っこ抜くことにします。その間に、また、構造でわかったことなどを足していくことにします。

カテゴリー:パソコン事始

タグ:パソコン