エッセイ

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パソコン事始・・・60の手習い(4)    パソ子

2011.06.25 Sat

つくづく思うのですが、IT力は、経済力と、無関係ではありませんね。

私は、ビンボー人のくせに、浪費癖のある母親譲りで、後先考えずに、消費行動に駆られる傾向があります。母のお金の使い方を見ていると、もうちょっと考えてお金を使えば~、とはらはらすることがありますが、確実に私もそれを引き継いでしまいました。聞けば、母の母親が浪費癖があったとのこと、、、。それは怖すぎる話です。

私の場合は、ネットでいろいろ見ているうちに、どうしても欲しくなるのが、電気製品。「あんたは、電池で動いているのか」と、子どもたちにからかわれるほど、電気屋に行ってはバッテリーを買っていた時期もありました。(最近は、充電式機器が増えたのと、eneloopを使うので、それはおさまりました。)

これでずっと反原発派だなんて、聞いて呆れるわ、、、と言われそう、、、。でもまぁ、経済力に合わせた浪費癖だから、かわいいものなんですけどね。店頭で涎を垂らして見ていても、まだiPadは買えません。

なにしろ仕事を辞めて(なくして?)、収入がほとんどなくなったので、最近の流行には手が出せなくなり、なるべく情報を入れないようにしています。情報が入ると欲しくなって、手に入らない悲しさが増すのです。で、最近まで知らなかったのですが、スマートフォンのOSのAndroid って、オープンソースだったのですね。知らなかったわ、、、 (恥)

前回、Microsoftの寡占状態を嘆いていましたが、もちろんまだそれは続いているでしょうが、でも、状況は変わってきているのですね。オフィスにも、オープンオフィスというソフトがあるのは知っていましたが、私のような者は、PCを買う時、ついマイクロソフト・オフィスがプリインストールされているPCを買ってしまうし、多くの私のまわりの、「なんとなくパソコンを使っている」人々は、全然不思議がらずに、そうしています。だから、状況はまだまだ同じなのですが、でも、変化してきている面もたくさんあるようです。

前回、登場した友人から、Outlook Expressは、バージョンアップが終了し、現在はWindows Mailになっている、と指摘を受けました。言われてみれば、たまにしか使わない私のノートPCはOSがWindows 7 なのですが、Outlook Express ではなく、Windows Mailとなっていました。(気づけよ! という感じですね。訂正します。) それに、彼女が嘗てOutlook Expressの質問を立て続けに受けていた頃は、不具合が多いのではなく、ウィルスなどの攻撃の対象になりやすい、ということだったらしいです。

1997年に、その友人も含め、数人で「サイバーフェミニズム研究会」というグループを立ち上げたことがありますが、(立ち上げのコンセプトは、WANと似ていました。あまりにも、細々とやっていたので、自然消滅しましたが、、、。)、技術は格段の進歩を見たのに、私の頭の中だけ、当時のまんまなのかもしれません。ITの世界は変化が早いので、どうも頭の中をブラッシュアップしないといけないようだと、今回、ちょっと眠りかけていた脳を起こしにかかっています。経済力は如何ともしがたいのですが、ちょっと新しいマシンのことも勉強しようと思いました。

と、まぁ、自分の不勉強の反省から、今回は始めます。

前回、ハードディスクを抜きます、と予告しました。が、その前に、また一つ、私の無知を告白します。

身内に、ITの得意な頼もしい若者がいて、先日、彼もまじえて食事に行ったとき、前々から知りたかったことを質問しましたら、決して人をバカにしたりしない彼が、プッと笑いかけたのを、私は見てしまいました。

どういう質問をしたかと言いますと、「あのマザーボードの上に、銀色のツブツブがあるでしょ? あれ、何?」って。知っている人には、おそらくアホみたいな質問だったのでしょう。答えを聞けば、私だって、「そりゃ、笑うわな」と、思いましたもん。

その写真です。尤も、彼は、私の「銀色のツブツブ」で、すぐにわかってくれました。「あぁ、あれは、ハンダです」と、彼は答えました。女子の皆さん、「ハンダ」ってわかります? 私の中学生の頃、女子の「家庭科」と男子の「技術・職業」の教科書は同じ一冊の本で、それぞれ反対側から使うようになっていました。で、時々、男子の「技術・職業」のページをなんとなく見ていると、再々「ハンダごて」という単語が出てきて、「ハンダごて」って、何だろう? とずっと思っていました。「ハンダごて」という物体を見たのは、自分の息子が中学生になった時。彼が父親と「ハンダごて」を話題にしているのを聞き、「え? 今、ハンダごてって、言った? それ、どういう物?」と尋ねましたら、息子が「これ」と見せてくれました。要するに金属を熔接する道具だったのですね。

「ハンダ」は、スズと鉛を主成分とした合金だそうです。基板に様々な電子部品を固定させるために使うのですね。接着剤みたいなものなんですね。

謎が解けてすっとしました。だって、どんなにネット上を調べても、マザーボードの写真が載っていて各パーツを丁寧に解説してあっても、あの「銀色のツブツブ」が何であるか、どこにも書いてなかったのです。ついでに教えて貰いました。円筒形のものは、コンデンサーです。これは、何となく想像がついていましたが、ちゃんと聞いたので、やっと気持ちが落ち着きました。

さて、ハードディスクです。とめてあるネジをはずして、抜きました。やっぱり、基板がついていますね。ハンダも、、、、。(^^)

今日は、出かけたついでに買い物をしてきました。ハードディスクを外付けにするのに、直接つなげるケーブルがあるらしいと、PCの本を見ていたら載っていたので、ビックカメラに行きましたら、私が探しているのにぴったりのがありました。私のは平たいケーブルでしたから、IDE用の規格で合っているのです。これだと、1780円と、そんなに高くありません。いそいそと買って帰りました。

でも、実は、ちゃんと使えるのかなぁとドキドキでした。書いてある通りに、ケーブルをハードディスクにつなぎました。そして、パソコンにUSBを差し込んだら、いとも簡単に古いパソコンに入っていたファイルの数々が表示され、昔、友人と運営していたHPのデータまで、、、。やった! と喜ぶ間もなく、あんまりにも当たり前のように動作したので、便利に出来ているんだなとあらためて感心しました。

もっと難儀して、あれこれやり直して、その奮戦記を書くことになるのだと思っていたのですが、、、、。

これで終わっちゃうとあんまりですので、次回も続けてみます。

実は、5月22日(WAN総会の日)に、パソコンの試験を受けました。まだ初級クラスの試験ですので、合格率はとても高いと思います。これ、落ちたら恥! みたいな試験でしたが、それでも、合格通知を受け取るまでは、なんとなく不安でした。

次回は、どんなことを勉強するのか、初心者の私ゆえの筆致で、内容をご報告します。

カテゴリー:パソコン事始

タグ:パソコン

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