2013.12.03 Tue
http://www.scj.go.jp/ja/event/pdf2/182-s-1208.pdf
主催:日本学術会議第一部社会学委員会ジェンダー研究分科会・・複合領域ジェンダー分科会・地域研究委員会多文化共生分科会・歴史学委員会歴史学とジェンダー分科会・法学委員会ジェンダー法学分科会
趣旨:多文化共生社会を実現するうえで、在日外国籍女性が現在直面している問題群について理解をひろく共有する
多文化共生社会の実現を目指した取り組みが行われるようになって久しい。また、2009年からは、5ヵ年計画で「外国人」女性をも対象に含めた第三次男女共同参画計画が実施されている。現代社会では、このように様々な社会的なバリヤーをなくすことが求められ続けている。日本学術会議の多文化共生分科会ではこれまで多様な取り組みを行ない、そのなかで、外国籍の女性がその属性ゆえに経験する問題が多数みえてきた。また、ジェンダー研究分科会でも、「災害復興」「雇用崩壊」など具体的な問題に絡んで検討を行うなかで、外国籍の人びとが直面する問題に関する認識が深まってきた。このような経過を経て、今回、両分科会が共同し、ジェンダー視点で多文化共生を検討するという企画が浮上した。
今回のシンポジウムでは、特に在日外国籍女性が経験している問題群をとりあげることとする。多岐にわたる問題点の中で、1)外国籍女性の就労、格差、2)改定入管法と外国籍女性、3)多文化共生の地域的多様性、4)外国籍女性と家族形成の現状、の諸問題に光を当て、多文化共生社会を実現するうえで、どのようにジェンダーにかかわる課題群があるのか、またその解決策をさぐる。
◇プログラム◇
【挨拶】 上野千鶴子(日本学術会議第一部会員)
【司会・趣旨説明】 窪田幸子(日本学術会議連携会員・神戸大学教授)
【報告1】 鄭暎惠(大妻女子大学教授)「改定入管法と外国籍女性(仮題)」
【報告2】 大村昌枝(宮城県国際化協会)「被災地における多文化共生(仮題)」
【報告3】 イシカワ・エウニセ(静岡文化芸術大学教授)「外国籍女性の就労と格差(仮題)」
【報告4】 嘉本伊都子(京都女子大学教授)「外国籍女性と家族形成の現状(仮題)」
【コメント】
- 伊藤るり(日本学術会議連携会員・一橋大学大学院教授)
- 塩原良和(慶応大学准教授)
【閉会挨拶】 山本眞鳥(日本学術会議第一部会員・法政大学)
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