2014.11.21 Fri
NAWA Axis for Peaceーproject2014
環境芸術家 八木マリヨ
大地と宇宙をつなぐ 平和への軸 縄の塔 高さ10m
ロングハウスリザーブ庭園美術館 イーストハンプトン,ニューヨーク
150人を越える参加者の手で平和を願い、すべて人の力だけで高さ10m、重さ250kgの「縄の塔」を立上げた。
この芸術作品は2017年春まで展示される。
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平和を願って、ニューヨーク マンハッタンの郊外ロングアイランドの東端に位置する別荘地
イーストハンプトンにNAWA Axis(縄アクシス)を建立しました。
日時:2014年5月30・31日 午前10時~午後5時
場所:ロングハウスレザーブ URL.www.longhouse.org
LongHouse Reserve 133 Hands Creek Rd. East Hampton New York 11937 USA
TEL: +1 631 329 3568
NAWA AXIS for Peace- project 2014について
環境芸術家 八木マリヨは自らが生み出した「NAWAlogy」という哲学をライフワークワークとして提唱し、世界で芸術活動を続けています。
DNAが二つの螺旋の絡まり成っている事を、生命の根源の「縄」と理解し、「縄」を汝(な)我(わ)-あなたとわたし」と解釈する「NAWAlogy」思想は、国境や、宗教、文化、民族の違いを越えて、子どもや大人、障害のある人たちも一緒に協力し、一つの大きな縄軸彫刻を造る「縄リンクアートプロジェクト」:それは連帯感を強め、互いに理解を深めあうことが可能となり、「多様なものが一つになる」ことを体験できる社会芸術だと評価されています。1992年リオの環境サミットはじめ、イタリア、ドイツ、アイルランドの芸術祭などで成功させてきました。特に1995年未曾有の災害となった阪神・淡路大震災の復興のために、被災地の人々の心の絆を蘇えらせ、日本全国に感銘をあたえるものでした。
これらの活動により、2002年第21回京都文化功労賞を授与され、アメリカのアナハイム大学人文名誉博士号を受けました。
2014年、多民族の坩堝であるニューヨークは9.11テロ災害を経て、多様性を認め合う文化を持つ世界都市として、世界平和を実践的に目に見える形で示す役割を持っていることに彼女は注目しました。同年5月に、ニューヨーク、イーストハンプトンにあるLongHouse Reserveで「NAWA Axis for Peace-project 2014」を企画し、世界平和への軸Axisを様々な参加者とともに心を合わせ、30フィートもの大きな縄軸彫刻を建てます。
ぜひ、みなさまもNYに来られる機会ありましたら、ロングハウスレザーブに足をお運びください。展示は毎年4月から11月までの3年間。
ロングハウスレザーブの彫刻庭園にはイサムノグチ、バックミンスター・フラー、ヨーコオノなど多くの国際的作家作品があり、四季折々のガーデニングは全米の賞を授賞されています。また、ジャック・ラーセンのビラ風建物にはアート作品、工芸品など飾られており、『日常の暮らしにアートはそばにある』を実践したロングハウスレザーブはユニークな美術館です。
【八木 マリヨ 略歴】
神戸市生まれ。環境芸術家、画家、パフォーマー、詩人、照明・インテリアデザイナー。
1970年 京都市立芸術大学環境デザイン科卒業
1973年 イタリア・スタジオシモン制作活動
1977年 イタリアグッドデザイン賞授与
1986年 カナダ・バンフアートセンターカナダ政府客員芸術家
1988年 コンコルディア大学カナダ政府客員芸術家
1995-1998年 神戸女子大学大学院助教授
1997年 ドイツ政府学術交流会招聘
1998年 国際交流基金助成によりエストニアで「縄ロジー」展開
1999年 アメリカ アナハイム大学 縄ロジー論で人文学名誉博士授与化功労賞授与
主な収蔵
ローザンヌ州立美術館、ベリリーブ美術館(スイス)、東京国立近代美術館工芸館、モレリア州文化会館(メキシコ)、ノースディランド美術館(デンマーク)、ブラジリア国立美術館、リオ・デ・ジャネイロ国立美術館(ブラジル)など
カテゴリー:アートトピックス