
らいてうの家外観
いささか旧聞に属しますが、ようやく宿題を果たすことに。今夏8月28日信州上田市での真田丸、じゃなくってらいてうの家シンポのご報告を。
「らいてうの家」10周年記念シンポが上田市で。
http://homepage3.nifty.com/raichou/house/raichounoie.html
テーマは「地域でおひとりさまを生きるということ」。
シンポには上野が基調講演者として登場。ちょうど1年前に伺ったときに、会員の方たちの包囲網に取り囲まれて有無を言わせずお引き受けするはめに。
会場は480人の参加者でぎっしり。
「年齢層が高いですねえ」と思ったら、ゼロ歳児を抱いた若いママが登場。最高齢92歳から最年少参加者ゼロ歳までの幅の広い参加者でした。
ママは(「うえだなないろアクション」「安保関連法に反対するママの会 信州」の阿部麻菜さん。昨年の安保法制に反対して、「誰の子どもも殺させない」と、完全オリジナルの「信州ママラップ」を紹介してくださいました。ママと子どもたちが「らいてうの家」を会場に、ラップをパフォーマンスしたものです。歌詞には信州ことばがとりいれてあって、ローカル色満点。日本各地にこういう動きがあるんですね!ご本人の許可を得て、ここにご紹介します。
信州ママラップはこちら。
少々長いけど、最後までごらんください。映像の編集もなかなかのものです。
最後に、「上田らいてうの会」の代表、杉山洋子さんのののびやかな歌声が。らいてうの「元始女性は太陽であった」を歌曲にしたものです。
「らいてうの家」の担い手は高齢化。この先、20周年になったらみなさん、90代、80代になるんじゃないかしら、世代交代が大事…と心配したけれど、ゼロ歳児もいる!平和と反戦、それに反核のらいてうのメッセージが、世代を超えてバトンタッチされていけばいいなあ、って思いました。

こらぼ食堂外観
その夜は嵐の晩でしたが、下界は晴れ、とお伺いし、食と農をつなぐネットワークをつくっている古田睦美さん(社会学者、長野大学教授)のご紹介でてコラボ食堂へ。
木楽歩(こらぼ)の齋藤嘉康さん(木工家、留守番)に建物と柳町をご案内いただき、ルヴァンで天然酵母のパンを求め、NPO法人食と農ネットワーク代表の伊藤友江さんとあれこれおしゃべりしているうちに11時になって、尾崎充さん(たてしなベリーファーム)のランチを完食!
結局当初の目的を果たし、とっても充実した時間を過ごすことができました。
古田さん、すすめていただいてありがとう。伊藤さん、魅力的な方ですねえ。
上田とご縁ができてうれしいです。

ランチはこんな感じ。
1日シェフとは:
こらぼ食堂には1日シェフというすてきなアイディアがあります。日替わりで地元の料理自慢の主婦や農家のオーナーが食材と腕を持ち寄って、月に1日だけ得意なメニューでランチを提供する、というもの。常設はハードルが高いけど、1日だけなら...という経験を積んで、それが農家レストラン起業の肩を押すことも。厨房設備や食品衛生法等のハードルも越えなければならないし、日替わりのシェフのコーディネートもたいへんな業務なのに、代表の伊藤さんは、それを全部こなして縁の下の力持ちを務めておられます。影の仕掛け人は古田さん。人材がいるところにしごとが生まれるのですね。
上田地方での女性たちの活動についてはこんなレポートがすでに出ていました。
古田睦美ほか「女たちが編む はつらつ地域ネット 長野県上田市<農ある暮らし>モデル」『社会運動』2014年11月号、市民セクター政策機構
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