皆さま、はじめまして。
管理栄養士の 高橋玲奈 と申します。


学校で給食管理、給食時間の指導や食育授業、(そして、校内のその他の業務)、病院では給食管理、外来や主に循環器内科病棟での栄養指導、(そして、院内のその他の仕事)を行なっていました。がしかし、いろいろあって、もう無理!と思い、退職。

そして、昨年末、思いたってひっそりと管理栄養士ひとりユニット、旅する栄養研究室Tuuliを旗揚げしました。
まだ試運転の段階ですが、今年はこれまでの経験と、そしてこれから起こることを糧に、形を整えていきたいと思っています。

このユニットの最初の目標は、食事や栄養のことを相談したり、一緒に考えたりできる管理栄養士が、ここにいるよ!ということをお伝えすることです。

存在は知ってるし、学校や病院にいるのは知ってるけど、ちょっと何か聞きたいという時には、どこの栄養士に聞けばいいかわからないのではないでしょうか。
そもそも、何する人?給食のおばさんだよね?とか、栄養士と管理栄養士って何が違うの?という方もいらっしゃるかもしれません。
給食のおばさん。正解です。

これを詳しく言えば、食品や栄養に関する知識を持ち、対象者に適切な栄養量を供給できる献立を考える人、というところでしょうか。
そして、食育や栄養指導をする人。
食や栄養に関することを対象者に合わせてアドバイスします。

栄養士が栄養指導の対象とできるのは健康な方にのみです。栄養や食事、食品。に関する基本的な知識や、健康維持に適した食事について情報提供をします。
食事療法を必要とする方に対しては管理栄養士が指導を行います。
症状を改善、または悪化を遅らせるための食事についてや、嚥下障害などにより通常の食事を取れない方のための調理方法をお伝えしたりしています。
このような情報は、テレビや雑誌、ネットでもかなり詳しい情報が提供されています。
ただ、これらは正しいとも言えるし、正しくないとも言えます。
例えば、糖質制限、スーパーフード、グルテンフリー…
どんな情報も、全ての人に適応するとは言えないからです。
その食品や食事が必要な人、必要ない人、向いてる人、向いていない人がいます。
でも、膨大な量の情報から、どれが自分に合っているものなのか見極められない。
そんな時に、解決方法の一つとして、ぜひ私のように浮遊している管理栄養士に尋ねてほしいのです。

そこで、私が最初に始めたことは、近隣の施設でのワンコイン・ワンポイント栄養相談です。
食事に関する相談に、15分500円でできる範囲でお答えするサービスです。
最近、太ってきたな。減量した方がいいかな?減量するには、食事はどうしたらいいのかな?とか、
子どもが偏食で栄養のバランスが心配。どうしたら食べてもらえる?とか、
知らない食品を手に入れたんだけど、どうやって食べたらいいの?
というような、日常の食生活で浮かんでくる疑問にアドバイスをしています。

こんな風に、実際に相談していただくことはもちろん、こういう管理栄養士もいますよ。ということを知っていただく。そして、これをきっかけに、いろいろな方のニーズに合わせたさまざまなイベントやサービスを提供できれば、と思っています。

また、社会の中の食問題について考え、わずかでも解決策を見出していきたいという野望もあります。
食料の生産から消費、廃棄に至るまでの問題、子どもの貧困、大人の栄養失調…などなど。こんなに豊かな時代なのになぜ?むしろ豊かになったせい?という問題がたくさんあります。

食べることは生きること。

私が小中学校で勤務していた頃、卒業生に贈ってきた言葉です。

自分が選んだ食べ物で、自分は作られ、生きている。だから、食べることを大事にしてほしい。という思いからです。
でも、それをやりたくてもできない状況は、たしかに存在しています。
これはおそらく、誰のせいでもないのだけれど、社会の変化によって発生した、解決すべき、そして解決できる問題なのだと思います。
小中学校や病院で働かなければ、このことに気づけなかったことかもしれません。
「食べることは生きること」を本当の意味で実現できるように、そして食べることを楽しみ続けることができるように、社会の中の一管理栄養士として皆さんと一緒に考え、解決に向かって活動していければ、考えています。
これが、私の最終的な目標とも言えそうです。

次回は、学校給食と食育について書きたいと思います。

皆さんからも、食に関することで、こんなことを聞いてみたい!やってみたい!というアイディアがあれば、お寄せいただければと思っています。

☆桜川ちはやさん主宰 「芸術あそび 虹色の部屋」の食育講座親子クッキングの講師をさせていただいております。盛岡市のおでってにて、不定期開催。
出来るだけ土地の野菜を使い、化学調味料は不使用で作ります。回を重ねるたびに、子どもたちの料理の腕前が上がっていきます!
手元にある食品が自分たちの手で変身していくのを見て、大はしゃぎする子どもたちが可愛い☆
食べるところまで行きつくまでの楽しさや不思議さ、大変さを知ってほしいのです。
料理するって楽しいけど、けっこう大変。それは、お家の人が料理するのも大変なんだな。って肌で感じる大事な瞬間にもなっていると思います。

☆旅する栄養研究室 Tuuli☆
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