2018年5月26日・27日と、WANだふるな旅第二弾いわて「出会いをもう一度!交流の旅」に行ってまいりました。
あれは春、いまはあっという間に晩秋ですが、少しずつ旅先で得た素敵な所や美味しいもののご案内をお送りします。
まずは1日目の安比高原ブナ林散策からごらん下さい。
報告して下さるのは松尾千尋さんです。

今回の岩手の旅をプロデュースして下さった赤澤千鶴さん、理事長の上野千鶴子さんをはじめ、総勢8名でのブナ林散策♪
案内してくださるのはイーハトーヴォ 安比高原自然学校のSUNAPIさん。

ホテルから車で5分ほどの『ぶなの駅』から散策スタート。

川を渡って森へ、山桜も咲いていました。

ダケカンバとミズナラ、2本の木が1本に!!これも木たちの生存戦略?! エゾハルゼミの鳴き声が響き、鶯やカッコーの鳴き声も!
まだ雪をまとった安比岳も見えました。

そして圧巻のブナ林。

ブナは水を多く含み建築材にはならない為、昔は炭として使われていたそう。
ブナを焼いて炭にした後(穴)もあちらこちらに。
←その説明を受けているところ。
ブナは役に立たない木ということで「橅」いう字があてられたそう。
なんだか気の毒(-_-;)
そんな伐採されたブナの森で、健気に芽吹き根付いたのが「ブナ二次林」。

←芽が出てます! ↑ 芽が出ているところを寄ってたかって激写中(笑)

ブナは花をつけるまでに40年、実をつけるまでには70年!!
これは一度枯らしちゃったら大変だわ・・・

このブナ林のマザーツリーも現存

ブナは高いところに葉をつける為、ブナ林では雨でも傘いらず。
そしてブナ自身、幹から根に水を流します。
水を通している分、他の木に比べて幹の温度が低くて触ると気持ちいい☆
熊はブナの実が大好き!木登りしてでも食べたいくらいで、幹には熊の爪痕が。

幹の黒い筋が水を流しているところ

赤丸の中が、熊の爪痕

予定時間を大幅にオーバーしてのブナ林散策、青空と新緑の鮮やかな色彩の中、珍しいハルゼミの声を聴き、前日に盛岡にて天ぷらでいただいたコシアブラの実物も見られ、とてもすがすがしい気分でホテルへの帰路につきました。

*この散策のときに出会った昆虫たちの詳細は、ガイドをしてくださったSUNAPIさんの5月26日付けブログで是非チェックなさってみてください。
「イーハトーヴォの四季だより」https://www.appi.co.jp/ihatov