第25回参院選が終わった。
当選者のうち女性は28人で、過去最多となった前回と同数。この候補者男女均等法があってもなくても同じ、とは全く残念である。「自公改選過半数」と騒がれているが、その中の女性の比率は16.9%。候補者男女均等法はスルーされたようだ。
当選者の女性比率は22.6%、候補者女性比率の28%より低い。また選挙区と比例代表の女性当選者比率を比較すると、選挙区24.3%に対して比例代表20.0%と比例の方がやや低い。これは、選挙区で女性候補が善戦したことを示している。東北・信越の一人区で女性候補者が次々に当選したことは、希望の灯である。
今回の結果を見る限り、「候補者男女均等法」が効果を発揮したとはとても言えない。
だがこの法は、社会の意志決定の場に男女が平等に関わるための第一歩だ。当たり前のことだが、女性候補者を多く出せばそれだけ女性議員の誕生も多くなる。
これからの地方選挙、衆議院選挙を注視し、候補者均等法の効果をしかと見届けたい。

候補者男女均等法を覚えていますか?