第47回 上野ゼミ:書評セッション 『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』レスカ
◎全体へ向けて
・「フェミニズムは自分の問題を解決する力になる」という言葉がよかった。
毒親の話になると母親に焦点が合ってしまうが、根っこには夫婦の問題が横たわっていると思う。
・とても落ち込むことがあり、真っ暗な気持ちでしたが、元気が出てきました。明日も頑張ります。ありがとうございました。
・毒親は特別に存在する悪人ではなく、私の親も、私自身も、隣のお母さんもお父さんも少しずつ毒親なのだと思った。
親が子を支配し、所有するその無意識が毒親を生み出すのだと思った。
死に至るような、刑法で裁かれるものは言うに及ばず、その心を少しずつ削り取って疲弊させていくその家族の形に問題があると思っている。
・ご自身の経験をもとに、ご自身の言葉で語っていただけたことに深謝しております。
事実を当事者が語ることの重みを痛感しました。同様の経験で悩んでいる方にとって大きな示唆になったと思います。
・エロ本や「石像」と化している夫の話から思い出しましたが、日本ではそういったハラスメントや権利侵害を当然と思いこまされる風潮があり、しかも諸外国を比べ、「愛されたい」という願望も強いので、権利主張ができる女性が少ないのでしょうか。男女変わらず深刻な問題についても議論ができる土壌、小学生からのフェミニズム教育が必要だと思います。
◎田房さん・上野さんへ
・本当にわかりやすい本で読めてよかったです。おかしいと思ったことは言っていこうと思いました。勇気をもらえる本でした。人にも勧めたいです。母の育った時代背景を知ることができ、母親研究にもとても参考になる本でした。ありがとうございました。
・「知識つけろ」と「結婚して子どもを産め」はダブルバインドだったんですね。
大学闘争における結果が「何がほしかったのか?」と聞かれると難しいというのがとーっても腑に落ちました。主体性の方向を見失うとそうなるのか?
相手に踏み込むような人間関係を作らないというのは学生を見ていて本当にそう思います。
第47回 上野ゼミ:書評セッション 『上野先生、フェミニズムについてゼロから教えてください!』
2020.02.22 Sat
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