シネマラウンジ

映画と女性と社会をつなぎます。フェミニズム、ジェンダーを視野に入れつつ、映画をとおして世界の女性の多様な生の現実にふれ、ともに語りあえるような交流の場をめざしています。新作映画評、エッセイ、対談・座談会、女性監督の言葉など、映画とさまざまに関わる女性たちの〈声〉をお届けします。

映画を語る

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【11/30~12/1】2019 シニア女性映画祭・大阪が開催されます!

2019.11.04 Mon

「シニア女性映画祭」は、映画を通して、高齢女性の豊かさと多様さを示し、それによってシニア女性文化の創造の力になりたいと思っています。 今年は、日本初上映の2本の上映を含む5本を二日間で上映します。それぞれゲストトークも行います。初日午後の、フランスのアニメーション『浜辺のルイーズ』上映では、フランス映画研究者、西岡恒男さんのトークもあり

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カテゴリー:イベント

『お嬢ちゃん』 不機嫌さの在り処に気づくまで  中村奈津子

2019.10.19 Sat

みのり(萩原みのり)は21歳。両親はすでに他界し、鎌倉で祖母と一緒に暮らしている。高校を出てから定職につかず、今は、喫茶店で週4日のアルバイトをしていた。それ以外はスマホゲームで時間をつぶすか、友人と近場へ遊びに出かけるか。家では世話をしてくれる祖母に甘えっぱなしで、特に将来のために何かをするでもなく、狭い範囲の中で日常を送っていた。

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ

『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』 Girls, be ambitious.  中村奈津子

2019.10.12 Sat

19世紀ロシア、サンクトペテルブルグ。14歳になる貴族の子女サーシャは、父母と3人で暮らしていた。大好きな祖父は、1年前に北極航路の探検に出たまま行方不明となってしまい、捜索船が出たものの行方が分からずにいた。そのため、祖父の名が付けられる予定だった科学アカデミーの図書館も開館されず、ロシア高官の父は、地に落ちた家族の名誉をなんとか取り戻

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ

『第41回ぎふアジア映画祭』開催のお知らせ  山田祥子 

2019.10.10 Thu

2019年10月13日(日)~11月30日(土)の期間に、「第41回ぎふアジア映画祭」が開催される。インド、ラオス、ミャンマー、シリア、ブータン、タイ、中国、韓国、日本などを舞台にしたアジア映画が合計15本上映される。ここで、作品のいくつかをご紹介したい。 ~~~~~ 『バジュランギおじさんと、小さな迷子』(インド)は、インドからパキス

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カテゴリー:イベント

「あいち国際女性映画祭2019」参加レポート  山田祥子

2019.10.09 Wed

『あいち国際女性映画祭2019』が9月4日(水)~8日(日)に開催され、国内外の女性監督作品を中心に33本の映画が上映された。 『雪子さんの足音』(日本)は、吉行和子さんの「私、とんでもないバーサンが演りたい!」というメッセージから制作がスタートしたのだという。 ――雪子さん(吉行和子)は月光荘の大家で銀髪の老嬢。文化的な女性で、何歳

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カテゴリー:イベント

『バオバオ フツウの家族』 そこにある愛を、ただ認めるだけのこと  中村奈津子

2019.10.06 Sun

「バオバオ」は中国語で「宝宝」と書き、「赤ちゃん」を意味する。本作は、台湾出身でロンドンに住んでいる二組の同性カップルが、互いに協力して「妊活」をする物語である。台湾政府が1976年に創設した映画の脚本コンペで、2015年に優秀賞を獲得した脚本の映画化だ。 台湾では2017年に、憲法裁判所に相当する司法院大法官会議が「同性婚を認めないの

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ