シネマラウンジ

映画と女性と社会をつなぎます。フェミニズム、ジェンダーを視野に入れつつ、映画をとおして世界の女性の多様な生の現実にふれ、ともに語りあえるような交流の場をめざしています。新作映画評、エッセイ、対談・座談会、女性監督の言葉など、映画とさまざまに関わる女性たちの〈声〉をお届けします。

映画を語る

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『第三夫人と髪飾り』「女の生」を強いられた女たち  中村奈津子

2019.10.01 Tue

19世紀の北ベトナム。美しい渓谷の先にある、絹の産地を治めている大地主ハン(レ・ヴー・ロン)のもとに、14歳のメイ(グエン・フオン・チャー・ミー)が嫁いできた。一族が暮らす大邸宅には、婚期が近づいてきた一人息子のいる第一夫人のハ(トラン・ヌー・イエン・ケー)と、3人の娘をもつ第二夫人のスアン(マイ・トゥー・フオン)がおり、メイはそこで第三

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ / 映画を語る

映画「一粒の麦」が完成・公開されます

2019.09.20 Fri

荻野吟子の半生を描いた映画「一粒の麦」が完成・公開されます。 現在でさえ、医学部進学に差別が隠されていたりしたわけですが、 明治時代に医者を目指して奮闘した荻野吟子の姿は、現在の女性達にエールを送るものになると思います。 詳しくはこちらの記事をどうぞ。 公式ホームページはこちらです。

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カテゴリー:マスコミが騒がないニュース / ちょっとしたニュース / 新作映画評・エッセイ

米騒動100年映画『百年の蔵』 歴史に埋もれていた「魚津女の心意気」  中村奈津子

2019.09.13 Fri

「米騒動(こめそうどう)」は、広辞苑(第7版)によると次のように書かれている。「1918年(大正7)7~9月、米価の暴騰のため生活難に苦しんでいた大衆が、米の廉売を要求して米屋・富豪・警察などを襲撃した事件。富山県魚津に起きて全国に波及し、労働者・農民を主力とする未曾有の大民衆暴動に発展、軍隊が鎮圧に出動した。この事件で寺内内閣が倒れた」

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ

『トム・オブ・フィンランド』 表現と存在の自由を求めたアーティスト  中村奈津子

2019.09.10 Tue

フィンランドのゲイ・エロティック・アーティスト(注1)、トム・オブ・フィンランド(本名:トウコ・ラークソネン、1920-1991)。黒のレザージャケットに身を包んだ、筋骨たくましい男性をエロティックに描いた作品が有名だ。彼の作品はゲイのイメージを塗り替え、フレディ・マーキュリーやアンディ・ウォーホル、写真家のロバート・メイプルソープ、マン

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ

『レディ・マエストロ』 いつか、それはあたりまえのシーンになる  中村奈津子

2019.08.23 Fri

1926年、ニューヨーク。オランダからの移民ウィリー(後のアントニア・ブリコ。クリスタン・デ・ブラーン)は、指揮者になる夢をあたためていた。まだ、音楽の世界もきわめて男社会で、オーケストラの指揮者をつとめる女性は一人もいなかった時代のことだ。コンサートホールでアルバイトをしていたある日、彼女は、あこがれの指揮者メンゲルベルクがタクトを振る

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カテゴリー:新作映画評・エッセイ / 映画を語る

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