『レディ・マエストロ』 いつか、それはあたりまえのシーンになる 中村奈津子
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2019.08.23 Fri
1926年、ニューヨーク。オランダからの移民ウィリー(後のアントニア・ブリコ。クリスタン・デ・ブラーン)は、指揮者になる夢をあたためていた。まだ、音楽の世界もきわめて男社会で、オーケストラの指揮者をつとめる女性は一人もいなかった時代のことだ。コンサートホールでアルバイトをしていたある日、彼女は、あこがれの指揮者メンゲルベルクがタクトを振る
カテゴリー:新作映画評・エッセイ / 映画を語る