著者・編集者からの紹介
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濱西栄司・鈴木彩加・中根多惠・青木聡子・小杉亮子著『問いからはじめる社会運動論』 鈴木彩加
2020.07.17 Fri
本書は、有斐閣ストゥディアのシリーズのなかで社会運動論を扱った本になります。授業のレポートや卒業論文で社会運動を取り上げたいと思っている学生さんを一番の読者として想定していますが、社会運動に関心のある社会人の方にも楽しく読んでいただけるのではないかと思います。 序章をふくめて全7章から構成されており、前半は「この社会運動には何の意義…
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2020.07.02 Thu
書 名 10代から考える生き方選び 著者名 竹信三恵子 出版社 岩波書店(ジュニア新書) 発行日 2020年6月20日 定 価 902円(税込) この本を読んだ女性読者の方がたから「この本に書かれたことをもっと早く知りたかった」「10代のときに読みたかった!」と感想が寄せられた。それらを聞いた際、同じように感じる人は少なくないのではないか…
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レティシア・コロンバニ『三つ編み』――日本の読者の皆さまへ ◆レティシア・コロンバニ(動画スピーチ)
2020.06.21 Sun
レティシア・コロンバニの『三つ編み』はフランスで文学賞8冠達成のベストセラー、日本を含む30か国を超える国で翻訳されています。 今回、特別に日本の読者の皆さまに向けた著者からのメッセージビデオが届きましたので、ご紹介します。 https://www.facebook.com/watch/?v=1107917062928646 https…
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2020.06.18 Thu
<執筆者から> 当初、女子学生の歴史を概観するつもりでいました。メディアがどのように女子学生を伝えたかも知りたかった。だが、むかしの雑誌、新聞をひっくり返すほど、女子学生が差別され興味本位で報じられているかがわかりました。それを伝えようと試みたのが本書ですが、その取り上げ方、筆致についても、興味本位というそしりを受けるかもしれません。…
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瀬地山角著『炎上CMでよみとくジェンダー論』 高橋恒星(光文社新書編集部)
2020.06.16 Tue
SNSで誰もが即座に異議申し立てをできるようになった現在、毎日のようにCMをはじめとした広告、プロモーションの「炎上」が目に入ります。たいていのCMには炎上するにたる理由があり、特にその多くがジェンダーへの無理解に端を欲していることはみなさんご存じの通りです。 本書は、東大で人気講義「ジェンダー論」を開く瀬地山教授が、実際の広告をもとに…
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横山登志子・須藤八千代他編『ジェンダーからソーシャルワークを問う』 フェミニズム/ジェンダーの力がソーシャルワークを変革する 須藤八千代
2020.06.05 Fri
コロナウイルスからの「出口戦略」が見えてきた今、本書はソーシャルワークの出口戦略である。ソーシャルワークを援助技術だとか福祉などと言っていると日本のソーシャルワークは出口を見つけられない。仲間にそう激を飛ばしてこの本を作った。売春防止法、女性福祉では出口が見つからない。「ソーシャルワークはなぜ視野を狭め、非政治化したのか」と本書は帯に書…
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水野 英莉緒『ただ波に乗る Just Surf サーフィンのエスノグラフィー』 サーフィンの世界に内在する差別・抑圧の構造を描く試み 晃洋書房編集部
2020.05.21 Thu
夏の風物詩、健康的なライフスタイルを表現する効果的な記号として用いられてきたサーフィン。東京2020オリンピックの正式競技になり、現実的なスポーツ種目としても注目を集めている。 しかし、サーファーおよびサーフィンという文化の現場で、実際にどのような活動が行われているのかを調査・記録したものは少ない。冒頭で書いたとおり、サーフィンは記号と…
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佐藤愛子×小島慶子著『人生論 あなたは酢ダコが好きか嫌いか』 年の差50歳の女二人が手紙で交わした「夫婦と酢ダコ」の滋味深さ 橘高 真也
2020.05.21 Thu
2017年年間ベストセラー第1位となった『九十歳。何がめでたい』の刊行から4年が経ち、現在96歳、「論理を踏んづけて情念に生きて来た、もはや気息奄奄」の佐藤愛子さんが、現在47歳、「理屈の隘路にハマって夫婦関係や今後の人生に呻吟する」小島慶子さんと17通の手紙を交わした往復書簡集を刊行しました。 テーマは夫婦関係や子供のこと、マスメ…
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水無田気流著『「居場所」のない男、「時間」がない女』(ちくま文庫) 砂金 有美
2020.05.15 Fri
大人になった「私」の時間は「私」のものではなくなるのだろう。暗い予感を子供の頃から意識せざるを得なかった。「母」の時間は、「祖母」の時間は、まわりで生きる「女」たちの時間は、仕事の有無にかかわらず見事に家庭に溶けていた。なんてこった。勘弁してくれ。すると私が「息子」であれば万事ハッピーな人生だったか? わからない。そちらはそちらで、違う…
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