
ジェンダーをめぐる「当たり前」にモヤモヤするあなたへ
「育つ」「学ぶ」「シューカツする」「ケアする」といった身近なできごとをジェンダーの視点からとらえ、日常に潜む「当たり前」を問い直す――本書は、ジェンダーの視点から社会学の基礎を学ぶ入門書です。
初版の刊行は1998年。以来、四半世紀にわたり主に大学のテキストとして読み継がれてきました。
3度目の改訂となる第4版では、3つの章を新たに書き下ろし、既存の章も最新の情報をもとに内容を更新しました。
大学生向けの本ですが、誰もが経験するできごとを取り上げているため、一般読者にもおもしろく読んでいただけます。
初版刊行時からジェンダーに関する社会の意識は大きく変わっていますが、私たちの日常はまだまだモヤモヤすることだらけ。
本書を通してモヤモヤの中身を一緒に考えてみませんか?
世界思想社Webサイトから序章の一部をお読みいただけます。
https://sekaishisosha.jp/book/b655529.html
◆目次
0 社会学とジェンダー論の視点(伊藤公雄)
1 育 つ――子どもの社会化とジェンダー(藤田由美子)
2 学 ぶ――教育におけるジェンダー平等を考える(木村涼子)
3 語 る――ことばが変える社会(中村桃子)
4 愛する――恋愛からの脱出(牟田和恵)
5 シューカツする――「将来の自分」とジェンダー規範(妹尾麻美)
6 働 く――労働におけるジェンダー格差(大槻奈巳)
7 家族する――変わる現実と制度のはざま(藤田嘉代子)
8 シェアする――共同生活とジェンダー役割(久保田裕之)
9 楽しむ――「推し」とジェンダー(辻 泉)
10 困 る――生活困難に陥るリスク(丸山里美)
11 装 う――ファッションと社会(谷本奈穂)
12 つながる――友人関係とジェンダー(辻 大介)
13 闘 う――戦争・軍隊とフェミニズム(佐藤文香)
14 移動する――交差する関係の中で(髙谷 幸)
15 ケアする――ケアはジェンダーから自由になれるのか?(斎藤真緒)
【コラム】
BOX1 男女という区分にうんざりする勧め(佐倉智美)
BOX2 性的同意はなぜ重要なのか?(高島菜芭)
BOX3 娘役からみる宝塚歌劇の魅力(東 園子)
BOX4 女子マンガが教えてくれること(トミヤマユキコ)
BOX5 メンズリブ(多賀 太)
BOX6 信じる―─宗教とジェンダー秩序(猪瀬優理)
◆書誌データ
書名 :『ジェンダーで学ぶ社会学〔第4版〕』
著者 :伊藤公雄・牟田和恵・丸山里美 編
頁数 :260頁
刊行日:2025/01/20
出版社:世界思想社
定価 :2090円(税込)
慰安婦
貧困・福祉
DV・性暴力・ハラスメント
非婚・結婚・離婚
セクシュアリティ
くらし・生活
身体・健康
リプロ・ヘルス
脱原発
女性政策
憲法・平和
高齢社会
子育て・教育
性表現
LGBT
最終講義
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