女の本屋

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あきらめないレシピ本 『やさい「だけ」レシピ』 竹内ひろみ

2013.11.17 Sun

アマゾンのサーバでエラーが起こっているかもしれません。一度ページを再読み込みしてみてください.夕食間際。ちょっと何か一品足したいな。冷蔵庫の野菜室を開けてみる。「人参がある。きんぴら?あ、でもごぼうはない。人参サラダか…うーん。」あるいは、「小松菜はある。お味噌汁はもう作っちゃったし、小松菜だけで、何にしよう。」といったこと、誰でも経験があるのではないだろうか。レシピ本を開いて「人参」「小松菜」のレシピを探すも、必ずそこには、人参や小松菜に加えて、今ここにない食材の名前が…。結局、温野菜くらいしか作れない。がっかり。

 この本はそんなとき本当に「人参だけ」「小松菜だけ」のレシピが載っている本だ。だから『やさい「だけ」レシピ』。著者である竹内ひろみさんにお会いし、この本のタイトルを聞いたとき、てっきり「お肉やお魚を使わない野菜料理」本と勘違いし、「へえ~野菜、いいですよね~、こどもにも食べてほしいしね~」というようなことを言った私に彼女は、「一種類の野菜だけで作れるものが載ってる本て、意外にないでしょ!?」と言い、まさに目からうろこ、だった。そして「え?一種類だけの野菜のレシピ?それそんなにあるの?」と、プロを疑うような心持ちに(ごめんなさい)。そしてさっそく購入してみたが、これが本当に本当に便利なのだ。困ったときはこの本を開く。家にある一つの野菜で新しいものが作れる。そして作ったものがみんな、美味しい。とても簡単なのに。これはもう、使ってみて、としか言えない。きっと、夕食間際、お弁当間際に「ありがとう!」と言いたくなる本だから。これ、「主婦ならではの視点」とか言われそうな本だけどそんなこと言いたくない。あえて言うならこう言おう、「ぎりぎりで諦めない人のレシピ本」!(小林杏)








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