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キム・ミレ監督を囲んで~ドキュメンタリー映画「外泊」を語り合う
2009.10.17 Sat
去る10月13日、山形・大阪・東京での連続上映会のために来日した、キム・ミレ監督を囲んで、京都でささやかな交流会を開催しました。
今回、日本で上映される映画「Weabak外泊」は、2007年6月のストライキに始まる非正規女性労働者を中心とした労働争議を、現場の女性たちの姿から描き出したものです。
今回の交流会の参加者は20名。均等京都のメンバー手作り和食や参加者持ち寄りの軽食で、キム監督と、助監督をされたペンさんを囲んでおもてなしをしました。関西での上映会は翌日14日ということもあり、参加者の誰もがまだ映画「外泊」を観ていない状態だったのですが、映画の内容についてはある程度の情報があり、映画への期待もあって、キム監督にはお伺いしたいことをたくさん抱えており、キム監督、ペンさんはそれらに丁寧に答えてくださいました。 キム監督は1997年ころから労働運動を撮影し始めたとのことです。韓国の労働社会、労働運動は「男性正社員」中心のもので、キム監督自身も当初はそういうものだと思っていたとのこと。しかし2000年頃から労働社会における女性の姿に気づき、その女性たちを撮るようになります。社会的にも女性労働への関心が高まりつつあり、キム監督は女性労働・女性学について学び始めました。
最初の一泊ストライキから始まった闘いの中で、女性たちは様々な事に気づきます。気づきに至るまでには様々な葛藤もあり、悩みもあり、また喜びや楽しみもありました。
「最初は争議という言葉を聞くだけでも怖かった」「仕事と家庭の往復で、自分の他にどんな人が働いているのかも良く知らなかった」そんな女性たちが、長い闘いのなかで自ら気づき、そして社会的にも大きな注目を集めたこの争議を通じて、多くの人々にもまた気づきをもたらしていったのです。
キム監督の語る「気づき」から、わたしもまた新たな「気づき」を得ました。映画「外泊」を観て、更に多くの「気づき」を得ることでしょう。その「気づき」を、たくさんの人と共有したいと感じた交流会でした。
(均等待遇アクション21京都)
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