エッセイ

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【転載記事】 「更年期ハンドブック~更年期だって女(わたし)は女(わたし)」完成しました!   ウィメンズセンター大阪

2009.07.30 Thu

 ウィメンズセンター大阪では、2007年に「中高年女性のための連続講座・気になるシリーズ」をスタートして、2年が経ちました。この間、中高年女性の口のトラブルや東洋医学、年金のこと、皮膚疾患、尿もれ・尿失禁、うつについて、保険のこと、認知症、介護などなど、16回にわたり講座を続けてきました。

 この講座の内容と、これまでにウィメンズセンター大阪で蓄積してきた更年期にまつわる各種講座の報告などとを合わせ、ようやく「更年期ハンドブック~更年期だって女(わたし)は女(わたし)」が完成しました。以下、冊子の「はじめに」から一部抜粋してご紹介します。 最近よく見かけるのが中高年カップルです。中高年カップルは、天王寺公園だけでなく、ホームセンターや日帰り温泉、映画館やおかずを選べるタイプの食事所など、あちこちで見かけますが、二人でいるけど会話がない。

 黙って食事を食べ終えると、それぞれのカバンの中からそれぞれに薬を出して口に運ぶ。そのちょっとしたしぐさには似たものがあり、長年の生活が感じられる。子どもが巣立ち、親の介護が終わり、お互いのどちらかの介護が始まるとき。長年、使ってきたカラダをいたわりながらの日々なのでしょうか?

 更年期って、変化の期だと思いませんか? どの年代にも変化はあるけれど、更年期は少し大きな変化の波がやってくるのだと思います。

 閉経し、皮膚も目も変化し、動悸、頭痛、不眠、冷えのぼせ、老人性腟炎、免疫力の低下、骨粗しょう症、子宮下垂に子宮脱、尿失禁、などなど・・・。カラダの変化もあるけれど、家族関係の変化もともない、うつになったりもします。

カップルでいようが、ひとりの生活だろうが、この波はやってくるのです。

そこで、私たちウィメンズセンター大阪・中高年スタッフは、この変化の波とどう付き合うかを考えてみました。まず、この年代の女性たち向けの電話相談をおこない、実際にどんなことで悩んでいるのかを知り、それに基づいて学習会を持ちました。

「気になるシリーズ」と題した学習会では、その回ごとに講師のお話とともに、そこで飛び交う質問や疑問に笑えたり、時にしんみりうなずきあったりと、参加者同士、この国に生き、同じ年代を生きている共感も生まれました。

自分の意思とは関係なく持たされてきた「女役割」につまずきながら、それでもしたたかに&しなやかに、まだまだこれからの人生を歩むために、この冊子が役立つことを願います。

「気になるシリーズ」は、まだまだ終わらず、きっと老年期に移行していくことでしょう。私たちの年齢とともに・・・。いつでも、いつまでも「女(わたし)のカラダは、女(わたし)のもの」なのですから! (抜粋終わり)

「気になるシリーズ」は、今後も継続して実施する予定です。肛門のトラブルや聴力のこと、免疫疾患、物忘れ、睡眠などなど、気になるテーマが尽きません。どうぞこれからもご期待ください。

「更年期ハンドブック~更年期だって女(わたし)は女(わたし)」は、以下の方法でお求めになれます。
1部:1050円(税込み) 送料:210円(2冊以上ご希望の場合はおたずねください)
お申込は郵便振替で  口座番号:00900-8-45309  口座名義:ウィメンズセンター大阪

ウィメンズセンターの活動については、以下のホームページをご覧ください。
http://homepage3.nifty.com/wco/

(ウィメンズセンター大阪発行 「女のためのクリニックニュース」291号、2009年7月15日、より転載)

カテゴリー:ちょっとしたニュース

タグ:身体・健康 / 女の健康 / 更年期