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SR(社会的責任)をめぐる冒険:その0

2013.05.03 Fri

こんにちは。現在、“お助けWAN”でボランティアをしている、中村奈津子です。同じく、WANボランティアの一人に「“つながるWAN”で月に1回程度、活動レポートみたいなものを書いてくれない?」と頼まれたのは、2か月ほど前のこと。「うん。いいよー」と何気なく二つ返事をしたものの、何とそのまま、2か月も放ってありました(平伏)。

わたしだってちゃんとNPO法人で活動をしているし、女性、あるいはジェンダーという視点で日々「何これ?」と思うこと、誰かに聞いてほしいことがないわけではない。けれど、WANで何をどう書き、発信したらいいのだろう。WANに執筆されている皆さんは、ちゃんと一家言も専門性もある研究者だったり活動家だったりするのに。…などと、自分の活動、自分の暮らし、自分の関心ごとを単に社会的な立場、というバイアスで大した価値のないものとみなし、自ら発信することにNGを出していたような気がします。この2か月、実はまったくナヨナヨしく、そんな気持ちの中を漂っていました(平伏)。

もっと、自由に声を挙げていい。わたしの声が、「それならわたしも」とほかの人の発言につながったらすごく嬉しいし、わたしの感じる社会への違和感、ノイズ、あるいは関心ごとが誰かのアンテナにキャッチされ、そこからつながりが生まれたら、それこそ「つながるWAN」になる。・・・そんなことを考えながら、このコーナーのスタートを切りたいと思います。

さて、現在のわたしの関心ごとの一つは、ちょっと難しげな響きのある「SR」。映画『SRサイタマノラッパー』、じゃなくって社会的責任(Social Responsibility)のことです。詳しくは追ってこれから、このコーナーでお伝えできたらと思いますが、すべての組織が(市民団体でもボランティア団体でも、です)、自分の組織の存続と利益のためだけでなく、社会が未来へ続くための配慮をして活動しなくてはならない。その、社会に対する責任のことです(そしてジェンダーに対する配慮だってもちろん、大きな責任の一つです)。これをNPO/NGOのネットワークで取り組む、「社会的責任向上のためのNPO/NGOネットワーク」http://sr-nn.net/ という団体があり、わたしは所属するNPO法人参画プラネットから、幹事団体として活動に加わっているところです。

ちょうど近く5月10日に、このネットワーク主催のSRフォーラム(WANイベントカレンダーにも掲載中!)がありますので、次回はそのレポートも含めて皆さまにお伝えできたら、と思っています(あ、横道にそれる可能性も大)。ゆるやかに、お付き合いくださったら嬉しいです。

タグ:SR(社会的責任)をめぐる冒険