
昨年10月、南三陸町さんさん商店街の「千葉海苔店」から買ってきた海苔が美味しかったとボランティアスタッフから声があがり、「さらっと塩のり」「宮城寒流」の二種類に絞って注文を取り買い出しに行ってきた。「さんさん商店街」が移転するという報道もあり、その後の様子を伺いたいという思いがあった。
昨年は立ち寄ることが出来なかった南三陸町防災対策庁舎。
県有化され震災遺構として残されている。

さんさん商店街は時間が早かったためか、買い物客の姿が少ない。

南三陸町には新しい施設が完成しつつあった。

南三陸ホテル観洋近くの「珈琲神社」でひと休み。
多くのボランティアを癒してきたカフェだという。
買い物を済ませ女川町に向かった。
途中、石巻市立大川小学校に立ち寄り、慰霊碑に手を合わせた。
誰もがその地を訪れ「なぜ裏山に逃げなかったのか?」と言っていたが、校舎が破壊された痕を見て、こどもたちはどんなに怖い思いをしたのだろうかと言葉が無い。

大川小学校の校舎は震災遺構として保存することに。

ここには窓があったのだろうか…

平成13年度卒業生が書いた「雨ニモマケズ」の壁画。

「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」の文字も。
最後の目的地は女川町。平成24年3月2日、国立教育政策研究所社会教育実践研究センター「地域教育力を高めるボランティアセミナー」で生涯教育センターの社会教育主事色川先生の実践報告を聞いて気になっていた地である。
http://www.nier.go.jp/jissen/h23_volunteer_seminar.pdf

石巻線終着駅の女川駅舎は、はばたくウミネコをイメージした屋根が美しい。

「シ―パルピア女川」プロムナードから女川駅舎を望む。
今年の石巻市での出張絵本サロンの帰りは「シ―パルピア女川」で昼食・買い物をする予定。
今回、南三陸町から女川まで海岸線を走ったが、5年を区切りに被災地を訪れる人が減ったのではないかと感じた。春休み中の土曜日だというのに交通量が極端に少ない。足を運ばなくても出来る支援はこちらで紹介しています。
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3.11絵本プロジェクトいわて事務局長 赤沢千鶴
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