熊本大地震に関連する情報がSNSに大量に流れていますが、その中で特に女性に関係する情報をピックアップしました。


特に、現地で支援にあたっている方、これから支援に向かわれる方、何かしたいと思っている方に参考にして頂き、避難している女性たちに届けてもらえればと思います。



<女性>

こんな支援が欲しかった!
~現場に学ぶ、女性と多様なニーズに配慮した災害支援事例集    
東日本大震災女性支援ネットワーク
東日本大震災で女性の環境づくりの支援をされた経験をまとめた事例集です。
PDFで無料ダウンロードできますので、支援されている方、これから支援に向かわれる方は印刷しておくと参考になります。

◆災害支援ツールの公開  災害時の被災者ニーズに関する聞き取りシート(2種)& 支援者のためのチェックシート  http://gdrr.org/2014/08/237/  
減災と男女共同参画 研修推進センター
西日本における大規模な土砂災害時に作成された、ジェンダー・多様性配慮の視点を反映させた、被災者の方への聞き取りシートがダウンロードできます。
避難所チェックシート、応急仮設住宅チェックシート、ジェンダー・多様性配慮のチェックリストも掲載されており、今後の支援にも活用できそうです。

震災後の性暴力  
 NPO法人しあわせなみだ
後半に、震災に関連する性暴力の報告書や、対策マニュアルなど、関連する情報が充実しています。

<ママ・子ども>

防災ママブック
地震後起きる事や、避難中のオムツや生理用品の代用グッツの作り方など、ママの参考になる情報が分かりやすくまとめられています。
現在こちらでダウンロードできるようになっていますので、支援されている方、これから支援に向かわれる方は是非印刷して持って行ってあげると、避難しているお母さんの助けになります。
また一部のページは画像がFacebookに公開されています。

子どものための心理的応急処置特設サイト   
セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
今回の地震のような危機的な出来事に直面した子どもたちが不安を抱えたり、いつもと違った反応を示すことについて、対処法も含めてわかりやすくまとまっています。 年齢別に起こりやすい反応や、強いストレス状態の時にどのような反応を示すかなど、具体的に書かれているので、現地で直面されている方は読むだけでも理解ができ、落ち着くのではないかと思います。

子どものこころのケア  
兵庫県こころのケアセンター
こちらも、子どもの心的外傷について、保護者や教職員向けにまとめられた情報が掲載されています。より詳しい内容がPDFで公開されています。

妊産婦を守る情報共有マニュアル(一般・避難所運営者向け)  災害時妊産婦情報共有マニュアル(保健・医療関係者向け)    
東北大学 東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)
避難所を運用する方、そこで急遽生活をされることを余儀なくされた方々、そこに支援に赴かれる保健・医療関係者の方々向けに、妊産婦に対して、誰が誰と何をどのように情報共有すべきかを、時間毎に具体的にまとまっています。

<アレルギー・障害>

被災したアレルギー患者支援活動にご協力ください  
 NPO法人アトピッ子地球の子ネットワーク
 アレルギーに必要な食品やケア用品などの支援物資の受け入れをされています。熊本現地の病院に物資を届けてもらえます。

災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット(日本語)  
 日本小児アレルギー学会
アレルギーの子どもへの必要な配慮や対応がまとまったパンフレットがPDFでダウンロードできます。 各疾患毎に章立てされているので、保護者、周囲の方、行政の方に必要な所だけ印刷するなどして活用できます。

災害時における障害のある子どもへの配慮    
独立行政法人国立特別支援教育総合研究所
視覚、聴覚、知的、肢体不自由、病弱・身体虚弱、言語障害、自閉症、発達障害、情緒障害、複数の障害を併せ有する子ども
それぞれの障害について必要な配慮が詳しくまとまっています。

災害時の発達障害児・者支援について    
国立障害者リハビリテーションセンター・発達障害情報・支援センター
災害時の発達障害児・者支援について、注意点や具体的な支援方法がまとまった記事が掲載されています。情報量が多いので、全部見るのは大変なので、「被災地で、発達障害児・者に対応されるみなさんへ」リーフレット版を印刷して避難所に置いておくと良いのではないかと思います。

◆【災害支援にあたられる方へ】発達障害のあるお子さまのサポートについて  
 LITALICO(リタリコ)発達ナビ
こちらも発達障害のあるお子さまへの対応方法が分かりやすくまとまっている記事です。

自閉症の人たちのための防災ハンドブック  
 日本自閉症協会
自閉症に関する情報がまとまったPDFです。特に4ページ「災害時、救助に当たる方へ」には必要な配慮がイラスト付きで分かりやすくまとまっています。

避難所で重要な3つのポイント~災害時に支援が必要になる自閉症・発達障害児者の保護者・支援者の皆さんに~  
  自閉症教育・支援フレームワーク/水野敦之オフィシャルサイト
災害時、特に避難所で、最善策、工夫をしていただきたいポイントを東日本大震災の支援経験からまとめられた記事です。 避難している保護者や支援者の方が読まれると、すぐに参考になる記事だと思います。

東日本大震災・支援者/支援事業所向け制度活用ガイド  
東日本大震災のときに国から発出された各種の特例的な取扱いなどについてまとめたサイトです。 特に支援するときの方法について、「避難所へヘルパーを派遣したい」「福祉用具を使いたい」など具体的な相談先がまとめられていて、参考になります。 今回の地震も「激甚災害」に指定されることは間違いありませんので、もし施設が大きなダメージを受けた場合などの際には、ある程度は参考になるかと思います。

その他、関連する記事 ・NEWS ぜんそく・アレルギーの子ども、避難生活での注意点 
地震後、子どもに接する上で心がけたい8つのこと  
UNHCR 大窪 直子

<寄附・避難場所の提供>

母子疎開ネットワーク「hahako」
熊本大震災被災者の避難を受け入れてくれる企業や個人の募集をされています。
(hahakoは、情報の収集提供だけで、仲介はしないそうです)
受け入れ先情報も掲載されているので避難中の方にも有効です。

公益社団法人 誕生学協会  
 【緊急募集】『熊本&九州のママと赤ちゃん震災復興支援金』募集!
熊本現地で支援活動を行っている由来助産院をはじめ、助産師さんが避難所などを回り活動するための支援金です。
赤ちゃんとママのための物資や人の移動のためのガソリン等の輸送経費や交通費、通信費、不足している物資購入費として使用されます。

ホームスタート   
熊本地震緊急支援募金のお願い
被災地の熊本市・御船町・嘉島町の地域団体へのサポートを軸に全国ネットワークで力を合わせ、被災地の乳幼児家庭の不安や孤立感解消のために取り組んでいきます。
東日本大震災での活動実績もある団体です。

その他、総合的な情報は、以下にまとめた記事がありますのでご活用下さい。

平成28年熊本地震に関する各種情報【日本財団CANPAN】
この記事は、4月14日に発生した平成28年熊本地震に関連して、参考になるWebサイトや SNSアカウントを掲載します。その他にも主な寄付・募金サイトや、NPOの救援活動のブログ等の情報も掲載しています。

配慮が必要な人の避難生活のための参考情報【日本財団CANPAN】
配慮が必要な人のための避難生活の際に、参考になる情報を主にFacebook上で、収集したものを まとめました。その他にも参考になるような情報も掲載しています。

■ WANボランティア 吉野 真佐代 ■