カナダ人院生による「イクメン」研究報告の感想

・特別なfathersは先駆者にはなれない、みたいなことを上野先生は仰っていたように思うが、ホントにそうだと思う。結局、格差社会の勝ち組の極く少数の「主夫」は<重箱のスミ>でしかないと思った。残念!

・国の政策をデータで見ると、短いスパンで制定が決まっていたり、場当たり的な政策な感じがした。今も昔も政治家の決めることは的はずれと感じる。
「イクメン」などという言葉を作り出して国民をコントロールしようとする政府など、大変こっけいだと思う。育休をとっても出世(?)やその後に影響の出ない企業の方針というのが大事、ということが何とか浸透していかないものかと思う。

・男性同士が集まって楽しむための材料が「育児」になった、というだけのことのように思いました。まぁ、趣味的と言いますか。もしくはファッション?

・普通の父親達はどうしたら連帯できるのか、それともできないのか?
 ファザ―リング・ジャパンの人達が、自分たちを変とか普通でないと自己認識してそれで良し、で終わっているとしたら、育メンは増えないのではないかと思った。

・初めて上野先生のゼミに参加させていただきましたが、テーマは自分が直面している問題にも通じることだったので、大変興味深く聴かせていただきました。今は中米ホンジュラスに住んでいるため中々参加の機会が無いですが、今日は貴重な経験になりました。研究発表については、男性社会の企業への忠誠心がどれほど強いか、という日本の男性への理解が足りない印象でしたが、面白かったです。

・イキモノとしての父にも乳があるというDNA的な事実があるので、<親>というlevelで考えればいいのでは?

・初めて参加しましたが、海外の方ともコミュニケーションをとれて面白かった。
「育児」に関して自分は全く関係がないと思っていたが、結婚をせず仕事をしていても興味が出た。
父親が変わるには、母親(女性)の変化も必要なのだと思った。精神的にも、能力的にも。
男性にも「職場」以外に居場所が必要なんだ。女性の場合は、よく見るが。

・とても勉強になりました。全てを理解できたとは思いませんが、Fathering Japanという団体に属する人の見解を少し垣間見ることができて、良かったです。
 しかし、質疑応答の際に露呈した問題点などがまだまだあるようなので、私自身ももっと勉強し、理解を深めたいと思います。

・本日も、有意義な時間を有難うございました。「イクメン」についてのこの様な団体についても、知識も殆ど無く、今回初めて様々なお話を聴かせて頂く機会になりました。

・ファザリング・ジャパンの参加者がフリーランスが多い、というのにおどろくとともに納得しました。


第30回 上野ゼミ「カナダ人院生による「イクメン」研究報告」