5月20日に札幌市で開催されたWANシンポジウム2017「“自分ゴト”から始まる社会づくり-半径3メートルをこえて」では、北海道そして全国から200名を超える方々にご参加いただきました。
前回のシンポジウム報告に引き続き、今回は参加者アンケートに寄せられた声を、ほんの一部ですがご紹介いたします。
●参加者アンケート回答者の属性(回答者数 計117名)
1. 性別: 女性 109名、男性 6名、無回答 2名
2. 年代: 10代 2名、20代 6名、30代 11名、40代 18名、50代 20名、60代 36名、70代以上 24名
3. 居住地域:
・札幌 54名
・道内[岩見沢、千歳、旭川、苫小牧、伊達、室蘭、留萌、函館、北見等] 20名
・道外[新潟、東京、千葉、神奈川、埼玉、静岡、愛知、三重、奈良、大阪、京都、兵庫、高知、熊本等] 30名
・無回答 13名
4. WAN会員 29名、非会員 88名




●シンポジウムの満足度
・・・「とてもよかった」「よかった」の合計 93%
【理由】
・世代、地域の多様な人があちこちで活動されていることを知り、パワーをもらいました。いろいろな運動を知ることができて今後につなげられると思いました。
・自分の悩みを別の視点からとらえ解決や新たな発展につなげることができるかもしれないと試したいと思った。
・“自分ゴト”について、今本当に迷っているときだったので、自分を見つめ直して考える機会を得ました。
・まず知ることが大事だと思った。若い人の活動も知れて応援したいと感じた。
・社会運動の基礎を振り返ることができた。原点に戻って進めていきたい。
・新しい動きを聞いて元気をもらった。
・若い方々の活動報告は新鮮で参考になりました。
・ネット社会の今、機さえうまくとらえることができれば、瞬く間に多くの人の賛同を得ることができるということを改めて知った。カビの生えた社会の因習を変えるには、生きた情報で新しい風を送ることが一番であると感じるが、その風を吹かす原動力を得られた時間だった。北海道まで来たかいがあった。
・活動の実際を知れた。活動に携わっている女性たちのどのような経緯で始めたのかが分かって一人の人間の中でまず何が起こったのか、そしてその後も何が起こったのかを知れた。
・社会運動って押しつけや強制を感じていましたが、今日の話でその思いが解けました。
・一人ひとりが素敵でした。自分ができることをすることも社会運動であり、小さなことを確かにやりたいということを再確認できました。人が大切にされること、尊ばれることが出発点である。とても共感しましたし、考え続けることをやめず、考え続けたいと思いました。暮らしやすく、生きやすい社会になると、私が楽しいのです。
・何故?おかしい?と思い、主張することは良いことなんですね。自分を認めてもらった気がしました。
・ネットの利用やオフラインの上手な使い方、縦にも横にも繋がるというのが今まで自分に足りないことが分かった。おまつりも大変良いアイディアですね。
・自分の言葉で語ることの大切さを改めて感じた。
・日常生活(半径3メートルをはみ出さないような)に終始していた日々だけでいいのか?・・・と感じていたので、視野・視点が広がった感じ。
・アクションの方法の多様性。“自分ごと”として声をあげたり活動している人が周りにたくさんいることが実感できた。
・自分の活動の今後の方向性の参考になりました。自分事が社会事になっているという認識はあまりありませんでしたが、今までの活動を一度整理したいと思いました。振り返り・問い直しをしっかりしたい。
・インターネットを通じた新しい動きや傾向を知ることができた。しかし、組織運営や継続性についてはどうかな(?)と感じた。マスコミやメディアを活用する手法にも不安を感じる。
・パネルディスカッションの時間がもったいなく感じました。出た意見をもとに深堀りができるとよかったです。参加者へ期待する連携しようなどことも欲しかったです。
・参加者が感じたことの可視化のファシリテーションがなかなか難しいと感じたが、運動の持つ負の部分も含めたインパクトについて考えさせられた。
・ちょっと厳しい意見を持ちました。運動の自己目的化になっている印象を受けました。

●感想など
・社会運動に当たると思うが、今やりたいことがあります。後押しされたと感じました。
・メディア、ネットワークを使って広げている、本音を活かし、行動している年齢幅が大きい集まりで良い!
・悩みを単なる負のループに終わらせたくないなと思いました。
・大変良い学びの機会となりました。諸先輩方の活動や思いについて、さらに知りたいと思いました。
・北海道まで来たかいがありました。ある目的を定めたシンポジウムはよくありますが、今回のように問題提起するシンポジウムは出会ったことがなかった。
・自分の課題を一般化すること、人の巻き込みをすること、その道筋が明確になりました。貴重な場をありがとうございました。
・カタカナ言葉が多く、「年齢的に仕方ないかな」と私なりに不十分を自覚しつつ、私の30年間の女性問題への関わりを思い起こし、多様化している現状を触れ得たのは良かったことになる。
・シンポジウムが、会場の反応のところから間延びしたように思った。若い人が多いのはうれしい。男性の若者にも参加してほしい。
この他にも、個々の登壇者に対するご感想、シンポジムの内容・進行に関する様々なご指摘など、今後の参考になるようなご意見を多数いただきました。ご回答いただきました皆様、誠にありがとうございました!
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