笠原さんへ

・ありがとうございました。フェミニズムはヒステリックと本の帯に書いてあったように思っていました。でも著書を読み、私の生きにくさの原因はこの日本のオヤジ性だったのだとわかりました。
ブリジストンの再開を楽しみにしています。

・約30年におよぶ闘いの記録をご著書で拝読し、大変勇気づけられたと同時にアート界におけるジェンダー規はんの変わらなさにもおどろきました。
もっと長時間お話をお聞きしたかったです。

・話題が豊富でずっとお話を聞いていたいと思いました。
「愛について」も見ました。これからもこういう企画をうみだしていただきたいと思いました。

・70年代女性作家(フェミニスト・アーティスト)が検証した内容は、まだ現実の社会では課題が山積みであるにも関わらず、現代の女性アーティストの多くは、フェミニストと呼ばれることを拒む状況がつづいていると感じました。

・アート・哲学・社会学 実践されている方のていねいな話をきけてよかったです。

江崎さんへ

・芸術としての写真を意識して読んでいませんでしたので情報豊富で勉強になりました。

・フェミニストアートのまとめの御紹介もありがとうございます。
 特に矛盾の指摘がうなずいたところで、ともすればアートの権威をゆるがしかねない危ない周縁にいると感じた。

・写真の立ち位置などのこれまでがまとめられていてわかりやすかった。
アメリカの文化事典の件は衝撃的でした・・・これからもぜひたたかいつづけてほしいです。

・プリニウスによる記述はとても興味深いです。自分で調べてみたいと思います。
女性と写真の関係についてとても分かりやすく説明してくださりありがとうございました。
これからEva Hesseで卒論を書くので参考にしたいと思います。

佐渡さんへ
・△の見方、学生に教えるときの参考になりました。ありがとうございます。

・レジュメとても面白く読みました。こういう感覚なのだと若い人に少し近づけた感じがしました。ありがとうございました。

・「わたしたち」のコメントがとてもかわいかったです。
当事者でないわたしたちということについては展示を見ていても普段でもすごく考えることなので、コメントがあってよかったです。印象的でした。

・写真をみる時に(美術館でも本の中でも)「あるく」というアクションを意識したことがなかったので、新鮮でした。

・「対話」いいですね。
フェミニズムは対話が大事な運動と考えています。その意味で写真とだけじゃない対話が聞けて楽しかったです。

・「フラヌール」とDistractionという言葉を用いて写真作品の観賞をあらわしていたのが新鮮でした。
私は大学で美術史を学んでいるので、美術館は学びの場でもあり、アートがとても好きなのでとても気持ちのよい場所になります。大好きな作品を見る時は好きな人にあっているような気持ちです。作品をコンテクストを考えて「読む」、もしくは上記のように「消費する」以外の見方を提示できないかな・・・と考えさせられました。
ありがとうございました!

第42回 上野ゼミ:書評セッションー笠原美智子『ジェンダー写真論 1991-2017』