6月22日(土)午後2時から、東京ウィメンズプラザ ホールにおいて、下記のように、「ジェンダー平等こそ私たちの未来――医学部入試問題から考える」をテーマとするシンポジウムを開催いたします。詳細は画像及びPDFファイルをご覧ください。
シンポジウムでは、医師の吉野一枝氏から「女性医師の働き方」、法科大学院教授の辻村みよ子氏から「憲法の視点における教育を受ける権利」、社会学教授の山口一男氏からは「高等教育や専門職におけるジェンダー不平等の国際比較」について、ご講演いただく予定です。
また、クラウドファンディングにご支援いただいた方々への感謝の気持ちを込めて、支援者からの応援メッセージの紹介もしたいと考えています。
ぜひ皆様お誘い合わせの上、ご参加ください。
お申込みは、https://fairexam.peatix.com/
からお願いいたします。
昨年夏に発覚した、医学部の入試における女性差別問題。日本で未だにあからさまな差別があり、少なくない医療関係者・教育関係者がそれを“当たり前だ”“仕方ない”と考え、10年前後も差別が続いてきた前代未聞のこの事態に世界中の人たちが驚き、怒りの声が多く上がりました。マスコミもこの問題を大きく取りあげ、今なお多くの人が注目しています。
弁護団はすぐに元受験生への相談を開始し、現在は東京医科大学に対する損害賠償請求の訴訟が係属しています。特徴的だったのはクラウドファンディングの盛り上がりです。開始後わずか10時間で250万円の目標金額を達成し、最終的に740万円もの寄付が集まりました。寄付をしてくださった支援者からのメッセージは弁護団と当事者にとって大きな力になっています。今回、支援者へのお返しの気持ちで、この問題をグローバルな視点で未来に向けて考え直すシンポジウムを開催します。
公正・公平が当然の前提となるはずの医大入試を大きく歪める差別不正選抜が長年にわたって多数の大学で行われた実情の背景には、医師の異常な働き方や女性医師に対する偏見など日本の医療現場の遅れた根深い問題があります。こうした問題を掘り下げ、ジェンダー平等を実現するための方策を、皆さんとともに探っていきます。支援をしてくださった方、支援はしていなくても同じように怒りと疑問と虚しい気持ちでいっぱいの方、ともに手をとってここから再出発しましょう。
ジェンダー平等こそ私たちの未来。それが私たちの“当たり前”となるように。
日時:2019年6月22日(土)14:00~16:00(受付開始時間:13:30〜)
場所:東京ウィメンズプラザ ホール(東京都渋谷区神宮前5−53—67)
主催:医学部入試における女性差別対策弁護団(https://fairexam.net/)
参加費:無料
定員:200人
申込ページ:https://fairexam.peatix.com/
※当日ご来場いただいてのお申込みでも参加可能ですが、定員になった場合には事前申込みの方を優先させていただきます。
【パネリスト】
・山口一男(シカゴ大学ラルフ・ルイス記念特別社会学教授、シカゴ大学グラハムスクール理事)
・辻村みよ子(明治大学専門職大学院法務研究科(法科大学院)教授)
・吉野一枝(産婦人科医・臨床心理士)
【司会】
・佐藤倫子(弁護士 医学部入試における女性差別対策弁護団)
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