
「WAN基金コロナ禍対策女性連帯プロジェクト」では、2020年7月30日、助成第11号として 認定特定非営利活動法人子どもシェルターモモに、助成金を振り込みました。
認定特定非営利活動法人子どもシェルターモモは、2009年より虐待やその他の理由で親元で暮らすことのできない15歳から20歳までの未成年者に対して、緊急避難先の子どもシェルター(女子用)と、女子用、男子用の自立援助ホームを各1つずつ開設し運営しています。これまでに176名の子どもたちが利用してきました。
また、児童養護施設などで育った若者に対してアフターケア事業も行っており、昨年度は、63人に2,129件の支援を行ってきました。
親元で暮らせない子どもたち(若者)のセーフティネットの役割を果たしたいとの願いにより設立された法人です。
認定特定非営利活動法人子どもシェルターモモで受け入れている子どもたちの学歴は中学卒業、高校中退が多く、安定した収入を得られる仕事に就くことが難しいのが現状です。そのため、「高校卒業程度認定試験」を受けるための学習支援をマンツーマンで行っています。
ところが、新型コロナウイルス感染が広がる中で、アルバイトの職を失った子ども、また、16歳ゆえになかなか仕事に就けない子どもが増えています。学習支援、就労支援も対面での支援が難しくなっています。
そこで、急速にオンライン化が進むアフターコロナ社会を見通して、それに対応できる力をつけるために、子どもたち専用のインターネット機器や通信環境を整え、パソコンやインターネットを活用した訓練を開発しています。
このような活動に対して、WAN基金運営委員会は敬意をもって助成を決定し、迅速に助成金交付を行いました。
WAN基金では、寄付が集まり次第、次々にこのような「しんどい女性を支援する」女性活動団体に対して、 助成を進めていきます。
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