

*記者会見ライブは終了しましたが、記者会見の動画はこちらからご覧いただけます。(2月26日現在)
*許可を得てこちらより転載します。
2月16日、15万7425筆署名、再発防止案などを含めた提案書、そして公開質問状を無事オリンピック・パラリンピック組織委員会に提出することができました。
組織委員会の方々には、1週間以内にお返事を頂きたいと伝えし、2月22日にご回答を頂くことができました。
それを踏まえ、署名提出当日に求めたこととそれに対する回答の他、今後のアクションについても、
本署名の発起人である能條桃子、山本和奈、福田和子の3人でお伝えさせていただく記者会見を、
2月25日木曜日、19時より、Twitterのライブ配信を通して行いますことを決定いたしました。
視聴を希望するかたは、発起人の三人のTwitterアカウントより、当日試聴していただけますと幸いです。
福田和子 https://twitter.com/kazukof12
山本和奈 https://twitter.com/kazuuuuuuuus
能條桃子https://twitter.com/momokonojo
****公開質問状への回答****
2月16日(火)の署名受け取り・面談の際に受領しました「公開質問状」について、以下のとおり回答します。
1. 組織委員会として、森氏の2月3日の評議委員会での発言は、女性蔑視的な差別発言だと認識していますか?それともメディアの切り取り方の問題と認識していますか?
ー 弊会の森前会長の発言はオリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切なものであり、前会長自身も発言を撤回し、深くお詫びと反省の意を表明致しました。また、12日、弊会の評議員会・理事会合同懇談会が開かれ、辞意を表明しております。
2. 森氏から「うちの恥を言いますが、ラグビー協会は今までの倍時間がかかる。女性がなんと10人くらいいるのか今、5人か、10人にみえた」 との発言が出た際、評議員の方々から笑い声が上がったのはなぜですか?組織として問題があったとの認識はありますか。ある場合、どういった点が問題でしたか
ーJOCに御確認願います(2.及び3.についてはJOCの評議委員会になります)。
3. 森氏の発言があった背景を含む事実関係把握のため、森氏の発言だけでなく、2月3日の評議委員会における会議の議事録を公開してください。
ーJOCに御確認願います(2.及び3.についてはJOCの評議委員会になります)。
4. 再発防止策として、ゼロトレランスポリシー、もしくは別の形でも、あらゆる差別的言動を予防し、それが起きた際には相応の措置を取るための具体案を策定する予定はありますか?(提案書1.再発防止の取り組み参照)
ー 東京2020大会は、大会ビジョンを定め、その基本コンセプトの一つとして「多様性と調和」を掲げました。 また、人権尊重を根本として、いかなる差別も許さず、お互いの多様性を認め合う、誰もが主役の開かれた大会とするため、大会の準備運営のあらゆる分野においてダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の確保に努めています。 組織委員会においては、具体的な仕組みとして、行動規範・各種規程類、教育啓発、救済へのアクセス(通報受付窓口や相談窓口など)等を整え、運用しています。今後、ジェンダー平等のタスクフォースを立ち上げるなど、多様性と調和の実現に向けて、具体的な取組を進めていきます。
5. 今年6月の理事改選の際、女性理事の割合を最低4割を達成は目標設定されていますか?また、目標女性理事の割合を向上するための具体的な施策はありますか。 施策の内容についても教えてください。(提案書2.女性理事の4割達成参照)
ー御意見をいただき、ありがとうございます。皆様をはじめ、国民の皆様から頂戴しました御意見を踏まえ、組織運営の改善に努めてまいります。
6. 組織の透明化の重要性は認識していますか?その上で、新たな会長選出の際、その選考過程や基準、選考委員、議事録を公開し、組織運営の透明化を図りますか?(提案書3.透明性ある組織運営参照)
ー御意見をいただき、ありがとうございます。皆様をはじめ、国民の皆様から頂戴しました御意見を踏まえ、組織運営の改善に努めてまいります。
7. 日本のジェンダー不平等の改善に対し、本東京オリンピック・パラリンピックが果たす役割はあると思いますか? あると思う場合、組織委員会として考えている自分たちの役割を教えてください。
ー日本のジェンダー不平等の改善に対し、東京2020大会は大きな役割を果たすことができると考えています。 組織委員会は、人権尊重は根本のものであると認識しています。東京2020大会を通じて、人類が希求する「誰一人取り残されない」という理念を掲げるSDGsに統合的に取り組み、関係者とともにその実現に貢献していきます。
8. ジェンダー平等プロジェクトチームの設置を始め、今回の組織委員会におけるジェンダー平等実現、差別を許さないための取り組みは、今後東京オリンピックのレガシーとしてJOCやスポーツ協会に引き継ぐための働きかけをするつもりはありますか。
ー組織委員会は、東京2020大会の理念や取り組みを、将来のオリンピック・パラリンピック競技大会やメガスポーツイベント、 更に広く日本・世界に、レガシーとして継承されるよう、その発信や記録を通じて働きかけていきます。よろしくお願いします。
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