やぎみね

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  • 旅は道草 こねこの行方   やぎ みね

    ogp

    2011.05.20 Fri

    5月のある日曜日、同じマンションに住む友人が、真剣な顔をして訪ねてきた。見ると、シャツの中に、小さなこねこが「ミーミー」と、ないている。 「どないするのん、こんなちっちゃいこねこ、拾ってきて」「鴨川の土手を自転車で走っていたら、草むらに、こねこが、ないていたんだ。ついてきて離れないから、仕方なくつれて帰った。みねさんの知り合いに、このねこ…

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    タグ: / ペット / やぎみね

  • 「旅は道草」その18 沖縄に原発はない  やぎ みね

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    2011.04.20 Wed

     沖縄に原発はない。だが米軍基地がある。反原発も反戦も根っこは同じ。いのちを大切にしたいという思いに変わりはない。  「けっきょく、沖縄がえらぶ道は小国寡民の“独立”以外にない」と、沖縄本土復帰直前、沖縄を訪れた竹中労は『汝、花を武器とせよ 琉球共和国』で、沖縄の独立をすすめた。岡本太郎もまた『沖縄文化論 忘れられた日本』の中で、復帰前の…

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    タグ: / 沖縄 / やぎみね

  • まだメールもケータイもなかった頃  やぎ みね

    ogp

    2011.03.20 Sun

      「まだメールもケータイもなかった頃、私はせっせとラブレターを書いた」と書きだした途端、ゆらゆらと揺れを感じた。「地震かな?」と思ってテレビをつけると、東日本大震災のニュースが一斉に流れていた。 マグニチュード9.0の大地震、それに続く大津波、そして福島原発の予断を許さぬ事故と、なんとも形容できない出来事が次々と報道されている。 まるで…

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    タグ:東日本大震災 / やぎみね

  • 「旅は道草」その17 ブルトレ・九州新幹線 長距離列車の旅  やぎ みね

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    2011.02.21 Mon

    2011年3月12日、九州新幹線全線開通。N700系「みずほ」と「さくら」が滑りだす。新大阪~熊本を最速で2時間59分、鹿児島中央までは3時間45分と短縮される。今までは山陽新幹線で新大阪~博多まで、さらに博多~熊本間は在来線特急「リレーつばめ」に乗り換え、熊本まで5時間あまりかかっていた。新車両は透き通るような白磁色、内装は木目調で、二…

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    タグ: / やぎみね

  • 女にとって子育ては「しっこく」か  やぎ みね

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    2011.01.20 Thu

    「女が子どもを産むことが、輝いたり、豊かになることではなく、生き難さを助長することになっているのはなぜか。子どもを産んだ女は、子どもが手を離れるまでは、家の中で子育てするのがあたり前という風潮に反対して、ショッピングや美術館はもちろん、集会やデモ行進にも子連れで参加したいと女たちは考えた。子持ち女にとってベビーカーは必需品だった。リブ新宿…

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    タグ:子育て・教育 / ウーマンリブ / やぎみね

  • 『まつろはぬもの』と『未完の旅路』  やぎ みね

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    2010.12.20 Mon

    ある日、ドサリと重い一冊の本が届いた。シルクシイ著『まつろはぬもの――松岡洋右の密偵となったあるアイヌの半生』(ヤイユーカラの森発行)。もう20年も前、ある編集者に頼まれ、シルクシイ(和名・和気市夫)の原稿入力を手伝ったことがある。コタンの風景をうたう少年時代のみずみずしい詩と、鉛筆描きのスケッチが印象的だった。その後、沙汰止みになってい…

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    タグ: / やぎみね

  • 「旅は道草」その16 『かくれ里』に、かくされた謎 やぎ みね

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    2010.11.20 Sat

    旅の楽しさとは、時と空間を行きつ戻りつしつつ、「私は今、この地にいる」という、わくわくするような感覚。あるいは「地理と歴史の交点に隠された謎を、少しずつ解きあかしていくうれしさ」とでもいうべきか。白洲正子の『かくれ里』や『近江山河抄』は、そんな旅への誘惑をそそり、読むものを、その地へと導いていく力を持つ。アマゾンのサーバでエラーが起こって…

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  • しばしの育児狂騒曲  やぎ みね

    ogp

    2010.10.20 Wed

     夏の暑い日、新しいいのちが、やってきた。初めての赤ちゃんだ。名前は「佑衣(ゆい)」という。秋の日、里帰り出産を終え、娘と孫娘が京都から東京へ帰っていった。風のような慌ただしい時が過ぎ、ようやく一人になって、ホッとひと息。でも、ちょっとさびしい。誰かが、私の時間を必要としている。40年前、もうすっかり忘れてしまった子育てと、30年前、義母…

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    タグ:子育て・教育 / やぎみね

  • 「旅は道草」その15 ときを超えて再訪 蘇州/北京 やぎ みね

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    2010.09.20 Mon

    もう20年も前、天安門事件の余波が残る、北京への留学先を変え、娘は蘇州大学に1年、学んだ。春秋戦国の呉の時代からの古都、白い壁と黒い瓦の家並みを運河が縦横に走る静かな町・蘇州。思い立って蘇州を訪ねてみた。北京~上海まで足を伸ばして。蘇州駅からバスで15分、えんじゅの樹がアーチをつくる並木道を通り抜け、外運河近くに蘇州大学はあった。外事弁公…

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    タグ: / やぎみね / 北京

  • 「旅は道草」その14 ベネルックス三国を行く   やぎ みね

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    2010.08.20 Fri

     ベネルックス三国(Belgie、Nederland、Luxembourg)に行きたいと思った。ともに国境を接する立憲君主国、公用語も似かより、歴史的にも密接な関係を持ち、周りの大国に抗して、1948年、ベネルックス関税同盟を結び、1960年には経済連合を発足。現在のEUの起源にもつながったとされる、ベルギー・オランダ・ルクセンブルクの三…

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