DVや性暴力被害者の支援員を養成する「エンパワメント・スクール」を、全国女性シェルターネットは始めました。
昨年冬に試行実施を行い、今回は本格実施です。主な講義はインターネットでのeラーニングで学べます。
詳細・申し込みはこちらから→ https://www.gbv-epschool.or.jp/

「エンパワメント・スクール」は、DVや性暴力など、「ジェンダーベイスト・バイオレンス」「女性に対する暴力」被害者の支援の専門家を育てるスクールです。DVや性暴力の対策、被害者支援にこれまで取り組んできた人たちの思いや経験・知識・スキル、海外での研修カリキュラムなどを集め、教材を作成して講座や実習を行い、次世代の支援者やこの問題にかかわる仕事に携わる人材を育成することを目指しています。

(https://www.gbv-epschool.or.jp/より転載)
事業の趣旨
ドメスティック・バイオレンス(DV)や児童虐待、性暴力問題などは近年、社会的に関心を集めており、防止と、被害者に有効な支援を実施することが求められています。性暴力ワンストップセンターが全都道府県に設置され、DV相談支援も強化が目指されている中、その相談・支援を担う人材の育成が急務です。これらの相談支援には高度に専門的な知識やスキルが求められるにもかかわらず、これまでは主に民間のボランティアや非常勤職員によって担われてきたため、日本ではその活動の重要性や専門的な力が低く評価されがちで、また「性暴力被害者支援看護職(SANE)」以外には本格的な人材養成プログラムやその認定の仕組みはありませんでした。 そこで、私たちは、被害者支援にこれまで取り組んできた人たちの思いや経験・知識・スキル、海外での研修カリキュラムなどを集め、教材を作成して講座や実習を行い、次世代の支援者やこの問題にかかわる仕事に就く人材を育成します。それによって提供する相談支援の質を向上させ、同時に支援従事者の社会的認知や評価を得、地域での職を創出していくことを目指します。

◎これらは、加害者の個人的資質や個人的な状況によってだけ引き起こされるのではなく、社会構造によって生み出される「ジェンダーに基づく暴力(Gender-based violence)」の問題です。被害者を支援することは、このジェンダー不平等な社会を変えていくことにもつながる、と私たちは考えます。
◎そして、被害者支援が目指すことは、理不尽なジェンダー暴力によって様々な被害を受けた被害当事者が正しく尊重され、主体的な力を取り戻すこと(エンパワメント)だと考えます。

   そこで、この講座を「エンパワメント・スクール」と呼ぶことにし、認定する資格を「ジェンダー・ベイスト・バイオレンス(GBV)専門支援員」「ジェンダー・ベイスト・バイオレンス(GBV)支援員」とすることにしました。

休眠預金活用事業助成金および個人や企業・団体からの寄付を得て、NPO法人全国女性シェルターネットが講座を開始し、一般社団法人ジェンダー・ベイスト・バイオレンス専門支援員養成センターが今後、講座実施後の審査・資格認定などを行っていきます。
皆様のご協力、ご支援、当スクールの活用をぜひお願いいたします。


民間資格ではありますが、一般社団法人「ジェンダーベイスト・バイオレンス専門支援員養成センター」が支援員の資格認定をしていく予定です。

これからDVや性暴力被害者支援に関わりたい人向けの基礎コースと、すでに実務経験がある人の専門コースの両方があります。
募集要項など、詳しくはこちらです。ウェブサイトからの申し込み受付になります。
https://www.gbv-epschool.or.jp/

チラシはこちらからダウンロードできます。↓<br>
https://www.dropbox.com/s/f32jlpt9gnqkodg/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%AF%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%83%88%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%AB.pdf?dl=0