お久しぶりです。
お元気ですか?
オランダは11月から1月にかけて日照時間がどんどん短くなっていきます。
朝9時ごろにならないと明るくならず、午後4時半を過ぎると真っ暗な生活は想像以上に過酷でした。
そんな今年の1月早々、アメリカのホストファミリーであるJudyから連絡がありました。
(私は約20年前、アメリカのNC州にある公立小学校でインターンをしていました。その時のホストファミリーとは今でも温かい交流が続いています。)
Judyとは時々ビデオ通話で話すのですが、その日の彼女は元気がなくいつもと様子が違いました。
しばらくするとJudyから「母親のBが亡くなったの。」と告白されました。
私たちがBと呼ぶJudyの母は御年101歳!で介護付き老人ホームに入居していましたが、咋年末から風邪で体調不良だったそうで、年明け早々息を引き取ったそうです。
Judyは「Bの葬儀は来週末だから、あなたも来てくれたら嬉しい。」と泣きながらいうので、私も泣きながら「わかった、航空券を探してみるね。」といって通話を切りました。
私はすぐに航空券を予約してJudyに日程を伝えました。
彼女はとても喜んでくれて、久しぶりにみんなに会える私もとても心躍りました。
翌週久しぶりにアメリカに到着すると、さっそくホストファミリーであるジュディと夫のジョー、そして最近家族になった犬のセイディーが迎えに来てくれました。
そこからは怒涛の一週間という感じで、連日誰かと会って食事をしたり、
お葬式のセレモニーのリハーサルをしたり、Judyの家族(子供や孫、犬やギニーピックも加わって)みんなで大騒ぎの日々でした。
アメリカ到着早々、空港でリュックを盗まれるというアクシデントもあり、本当にバタバタでしたが、
美味しいものを沢山食べて、色々な人に再会できて本当に心温まる時間でした。
Bのお葬式では、彼女の思い出を話す機会もいただいて、檀上に上がって短くスピーチしました。
日照時間が短く天気も悪いため鬱々していたオランダ生活を少し抜け出して、アメリカで過ごせた時間はとてもいい気分転換になりました。
私は今オランダに住んでいるのだから、周辺国をたくさん旅行したいと思っていましたが、
一度家族の元に帰るとまた帰りたくなるものです。
来年か再来年には日本にも一時帰国したいなと思い始めました。
今回も読んでいただき、ありがとうございました。
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Sami
1973年生まれ。Feminist、非典型所属者。
群馬→東京→アメリカ・ノースカロライナ州→東京→2021年11月にオランダ移住(いまここ)
大事なもの:Freedom of Choice
座右の銘:実践あるのみ
猫と幸せに生きています。
自分の居心地のいい場所は自分で作ります。どうぞご一緒に。
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