オランダは3月末でサマータイムに切り替わり、現在の日の入りは20時10分ごろとなりました。
これからどんどん日照時間が延びて、7月、8月の日の入りは22時近くになります。

寒くて雨が多くて暗いオランダの冬を今年も乗り越えることができました。

3月中旬には桜も咲きグレーだった世界にピンクや黄色が出てきて鮮やかに彩られるようになりました。



同じころ、半年間続いたオランダ語中級コースの修了式がありました。

ずっと低空飛行でヒーヒーいいながら宿題をこなす日々でしたが、無事修了証をいただくことができました。

その日は持ち寄りパーティだったので、私は巻き寿司を持っていくと皆さんであっという間に完食してくれました。


レッスンが終わったといっても、今後もオランダ語の勉強は続けます。


3月8日はオランダでも国際女性デーのイベントが各地で行われました。

当日私は友人の経営するカフェをお手伝いしていましたが、お店に来る若い女性客から「Happy International Women’s Day!」と声をかけられたり、
道で女性に配っていた白いバラを受け取った若い女性客が、カフェで働く私たち女性にそのバラをくれるという嬉しいサプライズもありました。
ちなみに白バラの花言葉は「心からの尊敬」だそうです。



その日の夜は私の住む街の図書館でも国際女性デーにちなんだイベントが開かれました。

市長の挨拶から始まり、アーティストによる詩の朗読(身近な女性たちが受ける暴力に対する詩を男性が読んだ。)や、
ボランティ活動の中で女性の社会進出などに貢献した人に対する表彰式がありました。

その後参加者に軽食が出され、みんなで歓談することもできました。

このイベントはオランダ語学校の先生が、クラスのみんなに教えてくれたので、現地で先生(Marga)に会うことができました。

後日Marga先生に「あのイベントに来ていたということは、あなたはフェミニストですか?」と聞いたら
先生は「うーん、私はフェミニストではないわ。フェミニストって女性の権利を声高に主張するラディカルな人って感じでしょう?私は違うわ。
私は女性を応援してサポートしたいだけよ。」といっていました。

私も女性を応援してサポートして連帯したいのですが、私は自分をフェミニストだと思っています。

その私とMargaと何が違うのだろうと、ふと思いました。

それに女性の権利を声高にラディカルに主張してきた女たちがいるから、
今わたしたちは国際女性デーでお祝いをするところまで来られたのではないかと思うと、
やはりフェミニストであることとそうでないことの線引きが私にはよくわかりませんでした。


まだまだオランダ社会での挑戦は続きますが、ネコと共にがんばります。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。



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Sami
1973年生まれ。Feminist、非典型所属者。
群馬→東京→アメリカ・ノースカロライナ州→東京→2021年11月にオランダ移住(いまここ)
大事なもの:Freedom of Choice
座右の銘:実践あるのみ
猫と幸せに生きています。
自分の居心地のいい場所は自分で作ります。どうぞご一緒に。
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